『海のはじまり』(フジテレビ系)の夏(目黒蓮)って、弥生(有村架純)のこと、本当に好きなのかしら……と思ってしまうのはわたしだけでしょうか。愛情表現が苦手なのは分かるけれど、“元カノ”水季(古川琴音)の前では、表情や仕草から「好きっ!」が溢れ出していたんですよね。学生時代の恋人と、社会人になってからの恋人では、付き合い方が変わってくるのは分かります。でも! それにしても! やっぱり、水季は夏にとって“ずっと忘れられない女の子”なんだろうなぁと思ってしまうわけです。
 

 


最近、男友達から恋愛相談を受けたりするなかで、“ずっと忘れられない女の子”のパターンを、大きく分けてふたつ見つけました。

ひとつ目は、何でも言うことを聞いてくれるタイプ。これは、たとえば彼氏が夜な夜な遊び歩いていたとしても、嫉妬や束縛をすることなく、帰る場所を作って待っているような。いわゆる、ドラマ『プライド』(フジテレビ系)で木村拓哉さんが言っていた“古き良き時代の女”ってやつです。ただ、別れたあとに「あいつ、いい女だったなぁ」「あいつを超える女はいない」「もっと大事にしておけばよかった」と飲み会のネタにされることはありますが、付き合っているときに大事にされることはないので要注意。

もうひとつは、自由奔放な気まぐれタイプ。前者が「俺がいなきゃダメなんだよなぁ」と思わせるタイプだとしたら、こちらは「俺がいなくてもこの子は生きていけちゃうのかも」と不安にさせる。だから、男性側がどんどん“沼”にハマっていくんです。

水季は、このタイプのど真ん中に位置するキャラクターだと思います。なにをしでかすか分からないから目で追ってしまうし、なにを考えているか分からないから深掘りしたくなる。女性が言う「うちの彼氏、なに考えてるか分かんないんだよね」は愚痴だけど、男性が言う「俺の彼女、なに考えてるか分かんなくてさぁ」は惚気なんですよね(わたし調べ)。