ミドルエイジ世代になると関心が高くなってくるのが「薄毛」の問題。薄毛悩みはストレスになるとますます発毛から遠ざかる、かといって楽観的になっても改善はない。飛躍的に悩みを解決する医療的ウルトラCもまだ生まれていない。つまり、日々地道に髪と頭皮に、良いことをし続けるしかない、というのが取材しての結論です。というわけで、全4回にわたってお届けする「薄毛を真剣に考える」企画、第3回はヘア情報に詳しいエディター、ライターにアンケートを実施。ミドル世代が実生活で活用できそうなケア方法やグッズ、サロンを美容エディターの伊熊奈美さんと松本千登世さんに聞いてみました。
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毛髪診断士指導講師の資格をもつ伊熊さんの駆け込み寺は毛髪一筋、老舗のあのサロン
(1)伊熊さん発/育毛・発毛ケアにおすすめのサロンとメニュー
「毎月ヘッドスパを訪ねる連載をしているせいか、頭皮も髪も比較的コンディションがよく、ひとつのところには通っていませんが、何か頭皮トラブルを感じるときに駆け込むのが『サロン・ド・リジュー』。監修医によるメディカル理論をベースにしたメソッドに信頼を寄せています。事前に頭皮を細部にわたってしっかりチェックし、酸化した皮脂をしっかり取り除いてから集中的にめぐりを改善、栄養を与えるので頭皮のベストコンディションを保てます。オリジナルの育毛剤とシャンプーも名品。家でサロンメソッドが続けられるのも嬉しい」(伊熊さん)
サロン・ド・リジューは2002年にオープン。全スタッフが美容師および毛髪診断士の資格を持つ、ヘアケアと頭皮ケアの草分け的サロン。最新メニューの「ネオ・メディカルヘアグロー」(¥39600)はバキュームクレンジングシステムで頭皮の毛穴に詰まっている、過酸化脂質を取り除き、医師監修「オリジナル育毛用カクテル」をエレクトロポレーションで深層まで導入する施術。そのカクテルとは、国産の幹細胞純化培養液にアミノ酸豊富なプラセンタを加え、さらに植物性幹細胞の成分をブレンドした、メディカルサロンならではのオリジナル育毛レシピ。本気で育毛に取り組みたい人におすすめしたいサロンです。
伊熊奈美(いくま・なみ)さん 1972年生まれ。美容エディター、ライター。日本毛髪科学協会 毛髪診断士指導講師、国際毛髪皮膚科学研究所 毛髪技能士。ご自身の髪の毛の悩みはくせ毛、うねり、つやがないこと。近著は『いい白髪ケア、やばい白髪ケア』(小学館)10月28日発売。