映画『ハリー・ポッター』シリーズでホグワーツ魔法魔術学校の副校長・マクゴナガル先生を演じた名優、マギー・スミスが89歳で亡くなりました。イギリス王室から1970年に大英帝国勲章第3位、1990年には大英帝国勲章第2位を与えられ、デイムの称号を持つイギリスを代表する俳優のひとりである彼女の死を、英国中が追悼。国王であるチャールズ3世も、Xで彼女の死を聞いて「深く悲しんだ」とポスト。
「国宝に幕が下りるにつれて、私たちは世界中のすべての人々に加わり、彼女の多くの素晴らしいパフォーマンスと、舞台の内外で輝いた彼女の温かさとウィットを、最も深い賞賛と愛情をもって記憶に刻みます」。
A message of condolence from His Majesty The King following the passing of Dame Maggie Smith. pic.twitter.com/SiKw8EEHva
— The Royal Family (@RoyalFamily) September 27, 2024
亡くなった9月27日に訃報が報じられると、米フロリダ・ユニバーサルスタジオのホグワーツ城にいた人々が集まり、レプリカの杖を掲げ、ハリポタの劇中で喪を表す象徴的なジェスチャーを真似ることで、マギーへの黙祷を捧げました。
現地にいなかったファンたちも自宅で同じことをしたというツイートがたくさん。
マギーは70年間のキャリアの中で、アカデミー賞2回、ゴールデングローブ賞4回、エミー賞4回にトニー賞1回など、数多くの賞を受賞。人気テレビドラマ『ダウントン・アビー』のグランサム伯爵夫人・バイオレット役や、『天使にラブソングを』の修道院長役での、厳しくもお茶目でハートウォーミングなキャラクターは、彼女が演じたことにより、見た者の心に残り続けるものとなりました。
マギーの死は、彼女のふたりの息子、トビー・スティーブンスとクリス・ラーキンによって公表され、家族や友人に見守られながら、病院で安らかに息を引き取ったといいます。死因は明らかにされていませんが、彼女はバセドー病と乳がんでの闘病を公表していました。
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