オリエンタル占星術、西洋占星術、そして十干十二支(じっかんじゅうにし)を駆使して未来を占う、占い師の水晶玉子さん。“当たりすぎて怖い!”と評判の水晶さんにぜひ聞いてみたいのが、ネットでも噂になっている「あの日」のことです。さらに、水晶さんが見る2025年は一体どんな景色が広がっているのか——じっくりお話をお聞きします。

「2025年7月5日」は備えあれば憂いなし


——水晶さんの新刊『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2025』では、巷で話題の“2025年7月5日”についても、ゲッターズ飯田さんと話題にされていますね。水晶さんはこの日を、どんなふうに見ていらっしゃいますか。

水晶玉子さん(以下、水晶):ネットでは「2025年7月5日に日本に大災難が起こる」と話題になっていますよね。この騒動については、ミモレ世代は「ノストラダムスの大予言」を思い出す人も多いかもしれませんね。

必要以上に怖がる必要はないけれど、この日は確かに、「運気がいい」とは言えないんです。私が使っているオリエンタル占星術では、2025年7月5日は、すべての人が警戒した方がいい「七曜陵逼(しちようりょうひつ)」という期間の最中です。西洋占星術では、海王星と土星が時間差で魚座から牡羊座に移動、牡羊座の0度あたりにいます。さらに7月5日は海王星が逆行を始める日。大きな星がほぼ一緒に動くので、「何かあってもおかしくない」けれど、「絶対に何かがある」とは言えません。ただ、そうした星の暗示は“生活の知恵”でもありますから、「警戒して備える」「備蓄品を見直す」など、自分でできることを心がけるのはいいと思います。

ネットで噂の7月5日は「備えあれば憂いなし」。大切な場所を守る意識が強まる1年、私たちがすべきこと【水晶玉子】<br />_img0
 

——いつ何が起きてもおかしくない、というのは、2024年に痛感したことでもありました。

水晶:2024年の元日に能登半島地震が起こり、8月8日には「南海トラフ地震の臨時情報」が発表され、夏には各地で記録的豪雨による災害も発生しました。いまだに災害の爪痕が残る中、被災地のみなさんが復興に励まれている最中でもあります。さらに南海トラフ臨時情報の混乱も影響してか、夏は店頭からお米が消え、いろんなスーパーをはしごした方も多かったのではないでしょうか。日本は豊かな自然に恵まれている反面、災害の多い国です。だからこそ、私たちは「2025年7月5日」という日付に囚われず、常に備えていくことが大切なのだと痛感します。