「大切にしなければならない場所」に意識が向く

——「7月5日」に限らず、水晶さんは2025年全体をどのように占いますか。

水晶:2024年の5月26日から2025年の6月10日までは、幸運と拡大の星・木星が双子座に滞在します。その後、木星は蟹座へと移動。蟹座は、「故郷」や「自分の居場所」といったものの象徴なので、この時期は「日本人としての原点に立ち返る」ような出来事があるかもしれません。

ネットで噂の7月5日は「備えあれば憂いなし」。大切な場所を守る意識が強まる1年、私たちがすべきこと【水晶玉子】<br />_img0
 

例えば、海外からの移民の受け入れについて。日本でも賛否両論ありますし、他国の状況を見ても簡単に答えの出るものではありませんが、こうした問題をきっかけに日本の将来について真剣に考える人が増え、政治に対して声を上げていくという気運が高まりを見せるのではと思います。

日本人のアイデンティティ、ということで言えば今夏の米不足などもそう。まさか日本でお米が手に入らない日が来るとは、誰も思っていなかったんじゃないでしょうか。2025年は「食」についてもさらなる変化の兆しがあり、これまでの意識を変えていなければいけなくなりそうです。

 

——海外からの観光客の方も増えて、オーバーツーリズムも問題になってきています。富士山の入山規制、山形・銀山温泉の混雑対策の実証実験なども、「大切な場所を守る」ための一つの動きのように思えますね。

水晶:6月10日まで双子座にいる木星がさまざまな知識・情報をもたらしたことで、それ以降、「国」から「家族」まで、そのユニットの大小にかかわらず、自分がいる場所という蟹座が象徴するものを守るという意識が強まる流れなんです。排他的・差別的になっては困るのですが、2025年は「大切にしなければならない場所」について、一人ひとりが考えるきっかけが与えられそうです。