2025年は「しなやかさと柔軟さ」が大切


——水晶さんは様々な占術にお詳しいですが、西洋占星術以外でも2025年の特徴が出ていたりしますか。

水晶:10年で運気が一巡する十干(じっかん)で見てみると、2024年は「甲(きのえ)」で、2025年は「乙(きのと)」。甲が一本の「木」だとしたら、乙は草花が生い茂った「草原」のイメージです。ですから2025年は、普段は個だとしても、一人ひとりの意識がたくさん集まることで大きな存在感を持つ年でもあります。何かきっかけがあることで、オセロがひっくり返っていくような、大どんでん返しも起こりやすくなります。というのも2025年は干支でいうと「巳年」。巳は「火の気」なので、草原に一気に火が燃え広がっていくような、そんな現象が起きる可能性もゼロではありません。

——どんなふうに対処すればいいでしょうか……?

水晶:オリエンタル占星術で見ると、2025年は「柳宿(りゅうしゅく)」の年です。「柳に雪折れなし」と言うように、変化や混乱があってもしなやかに受け流し、柔軟に対処していきたい年です。「違った」と思ったらすぐに考えを変えていい。それに、2025年の「乙」は草花が生い茂った草原のイメージ、とお伝えしましたが、草は暴風にあおられ水に浸ってしまっても、しばらくするとその息吹を取り戻すくらい強靭です。しなやかで柔軟な対処ができれば、自分自身が折れることはありません。

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2025年の6月10日までは木星が双子座に滞在し、選択肢が増えるため、「迷いやすくなる」と前回お伝えしました。ですが2025年は、「自分を曲げない」といった信念は手放すくらいがちょうどいい。迷ったとき、自分が信じるものはもちろん大切にして構わないのですが、ときには風見鶏のように風に身を委ねることも重要なんです。周りから「いい加減だ!」と思われても、納得のいかなくなっていることを貫くのはむしろ不誠実です。2025年は、変幻自在な自分を楽しむくらいの余裕を持って、しなやかに柔軟に過ごしてほしいと思っています。

第1回「【水晶玉子の答え合わせ占い】2024年は「裏切り」に社会が騒然とした1年。「政治」は年末にかけてまだまだ動きがある予感」>>

 

水晶玉子(すいしょう・たまこ)さん
占術研究家。西洋・東洋の枠を超え、多様な占術を研究、執筆。「ダウンタウンDX」「ゴゴスマ」ほか、TVやラジオに多数出演。空海が伝えた宿曜経を現代に活かした「オリエンタル占星術」は毎日の運勢が怖いほど当たる!と定評があり、ファン多数。『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦』シリーズは2025年版で累計71万部突破!! 『MEN’S NON-NO』『CLASSY.』などの雑誌での連載や占い特集、「オリエンタル占星術」「新ペルシャン占星術」「運景」などの占いサイトも好評。LINE、Facebook、Instagram、X(元Twitter)@Suisho_Tamakoでは暦や、話題の出来事、愛するうさぎについて発信中。

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『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2025』
著者:水晶玉子 集英社インターナショナル 2000円(税込)

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本書は水晶さんのオリジナル占術「オリエンタル占星術」を用い、27の本命宿タイプ別に、2025年の全体運、愛情運、仕事運、金運、健康運、365日開運アドバイスカレンダーなどを詳細に解説。また、新たに「5年の運気バイオリズム」や「スイッチポイント」などの要素が加わり、今後の運気の流れがさらにわかりやすくなりました。昨年も大好評だったゲッターズ飯田さんとの「大予測対談」も見逃せません! スペシャル付録には、水晶さんからあなたへの一言が読める「開運アドバイスおみくじシール」もついています。


取材・文/金澤英恵
イラスト/Shutterstock
構成/山崎 恵
 
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