絶対に対等ではない
 

確かに、少なくとも仕事で出会った場合は、世代が違えばどうしても立場の差って生まれてしまうもの。世代が上の人から下の人へのコミュニケーションって、「圧」が生じかねません。大人気ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の中で、「社長って飲み会にいるだけでパワハラ」というセリフが登場するのですが、それに似て、年上はいるだけで圧を与える部分ってなきにしもあらずだと思うんですよね。

「おじさんになったら美学が必要」友人の発言から考えた年下から慕われるミドルエイジの条件とは_img0
 

実際どうかはおいておいても、そういった可能性を念頭に置いているかどうかで、コミュニケーションの仕方やそこから下の世代が抱く印象って違ってくると感じます。

少なくとも年上を敬うことを重んじる文化の日本社会においては、まず年齢差がある時点で「対等」はありえない、という大前提を頭に入れておくべきだと思うんです。

 

年下にも敬語のほうがベター


そして、年下に対しても「さん付け」や敬語を崩さない人の方が信用できるな、と思ったりします。いきなりちゃん付けや呼び捨て、ため口で来られると、あんまり居心地がよくないというか。

一方で、年齢関係なく、人の懐に入るのがうまい(=距離を詰めるのがうまい)人っているんですよね。割と早い段階でちゃん付けとかあだ名・呼び捨て、ため口でも不快感を与えない。さらには、サラッとご飯に誘ってきても、いやらしさや圧を感じさせない人。でも、そういう人ってかなりレアケースで、天性のものなので、常人が真似すると事故ります。やっぱり仲良くなりたい人とは慎重に距離を詰めるに越したことはないと思います。