【年金の基礎知識②】公的年金は国民年金と厚生年金の2階建て
発足当時は被保険者が一部の人に限られていた年金制度は、昭和36(1961)年4月に始まった「国民年金制度」により、国民皆年金が実現します。その後も社会の変化とともに見直しがおこなわれ、昭和61(1986)年4月からは年金を全国民で支える「基礎年金制度」が実施され、会社員や公務員などは全員加入の国民年金に加えて厚生年金に加入する2階建ての年金制度となりました。
【年金の基礎知識③】老齢年金を受けとるためには受給資格が必要
公的老齢年金には、国民年金から支給される「老齢基礎年金」と厚生年金から支給される「老齢厚生年金」があり、どちらも受給資格を満たした人が原則として65歳から受けとることができます。
老齢年金を受けとるためには、「受給資格期間」が10年(120カ月)以上あることが必要です。資格期間には、保険料を納めた期間だけでなく、保険料の免除・猶予期間、厚生年金や共済組合等の加入期間、カラ期間と呼ばれる「合算対象期間」を含めることができます。
ほかにも、過去2年間の滞納保険料はさかのぼって納付することができるので、できるだけ滞納期間をつくらないようにすることが大切です。
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