令和の頼もしいパパたち


結果、その夜、友人からフライト予約完了画面のスクリーンショットと歓喜溢れるLINEスタンプが大量に送られてきました。

彼女も私と同じく、夫の許可さえ出れば何とでもできるというタイプでしたが、彼女の夫もNOとは言わなかったのです。

そして、さらに驚くべき展開が待っていました。

私と彼女のママOFF旅行を聞きつけた他の友人2人が同じように続々と旅に便乗してくれることになったのです。彼女たちも同じくらいの年齢の子どもがいるママ。夫に相談したところ、やはり快い返事をもらえたと言うのです。

書いていて改めて思うんですが、令和のパパは器が大きいですよね。

ちなみに私の母(60代・専業主婦)は、

「あなたが幼稚園児だった頃はママが1人で旅行なんて発想もなかったし、たとえ1日でも1人で子どもの面倒を見られる父親もいなかったよ。あなたのパパだってオムツ替えたこと1回もないんだから。よかったね。本当に旦那さんに感謝しなさいね」

なんて言いました。

一応令和の母である私からすると、「父親だって平等に親なのに、我が子の面倒を1日1人で見られないってどういうことよ? オムツも替えないなんておかしくない?」と鼻息荒めに反論したくなりますが、でも実際に母にとってはそれが普通だったのだろうし、私自身もここ10年ほどの世間の風潮の変化は肌で感じています。

ほんの一昔前までは父親はオムツを変えられるだけでレア、素晴らしいと賞賛に値したなんて話も聞く中(やはり反論したくなりますが)、今回の令和の夫4人組は、1週間のワンオペを即答で受け入れたわけです。

彼らなりに少なからず思うことはあったかもしれませんが、しっかり令和時代に適応した夫・父親と言えると私は思います。

「パパ1人じゃ1日子どもの面倒を見られない」ってどうなの...?妻の“ママOFF旅”を快諾した令和のパパから学ぶこと _img0
 

ちなみに自慢じゃないですが(いや自慢です)、私の夫は息子が生後2カ月頃から今に至るまで、夜はずっと一緒に寝ています。1歳くらいまでは夜のミルクも夜泣き対応もほぼ夫がしていました。

 

というのも、今思えば若干の産後うつだったかもしれませんが、私の産後ダメージが本当に酷かったことと、また愛犬がヤキモチで精神不安定になるという事態があり(可愛く聞こえますが深刻で、人間の赤ちゃんよりある意味大変で頻繁に通院していました)、息子の夜のお世話は夫が全面的に引き受け、私は別室で愛犬と眠るスタイルが確立したのです。