革新的なオーディション


高校生ラッパーとして一躍有名となり、唯一無二の強めでゴリゴリのビジュアル、圧倒的な音楽センスとスキルを持ち、その独自の美学を貫いたマインドが注目の的となるちゃんみな。「才能を殺さないために。」をスローガンに掲げるBMSGとタッグを組んだガールズグループオーディション「No No Girls」が激アツです。とにかく観て欲しい!

世はガールズ・ボーイズグループ戦国時代。画一的な美の基準に加え、あくまでマスにウケるメジャー感が求められる中、「No No Girls」は身長・体重・年齢不問という他とは一線を画すオーディション。何もかもが革新的なこのオーディションに、今までの型にハマらない、規格外の才能が集結しました。
 

 


1話では7000人を超える応募から選ばれた30人の個人の歌唱とダンスの審査が行われ、2~3話では6チームに分かれ、課題曲のパフォーマンスを披露。

やはり、とんでもない実力派揃い。そして今までのガールズグループオーディションとはあまりに毛色が違いました。ゴリゴリのラップができる人、歌もダンスもグルーヴ感がピカイチな人、低音が光る人。かわいらしさや爽やかさ、ポップさのあるパフォーマンスというよりも、鬼気迫るような、鋭くてかっこいいパフォーマンスばかりでしびれました。

ちゃんみなは彼女たちの戦いから「人間的なあがきを感じる」と語っていましたが、まさにその通り。回を追うごとに、見た目や年齢、スタイルなど、様々なことに「No」を突きつけられた過去が明かされるのですが、それでも音楽をやりたい、絶対に夢をかなえたいという思いを胸に秘め、努力し続けてきた人達ばかりです。また、やはりどこかちゃんみなに共鳴する部分があって集まった人達というだけあって、粗削りながらも、魂に訴えかけるようなパフォーマンスに思わず涙してしまいます。


受かる側の気持ちはわからない


4話では、「No No Girls」の放送が始まってから初めての合否発表を迎えました。ここで不合格となる人も出る運命の発表を前に、ちゃんみなはこう語り始めました。
 


みんなの気持ちが痛いほどわかります。私は小学生の頃からオーディションを受け始めていて、合計で19回のオーディションを受けたことがあります。見事に18回全部落ちました。19回目のオーディションが高校生RAP選手権のオーディションでした。こういったチームのオーディションには本当にここぞとばかりに落ちてきたし、私は受かる気持ちは正直わからないけど、だからここまで来たみんなは本当にすごいということをみんな自身わかっていてほしいです。
 
「どんな形でも絶対に咲くのよ、その花って」、18回オーディションに落ちたちゃんみなが不合格者に伝えた言葉とは【ノノガ】_img0
 

超人気アーティストのちゃんみなから発せられる、「受かる側の気持ちはわからない」という言葉の重み。一つのオーディションに落ちることは、夢の終わりなんかじゃなくて、通過点なんだよ、そんなメッセージのように感じられました。