何度も通う場所には〈おいしい理由〉がある
これまで何年も通い続けている行きつけの宿がある湯河原や箱根、友人も多く住む別府など、国内でも定期的に出かけている場所はあったのですが、「いつか行ってみたいな」となんとなく思っていた場所に出掛けるきっかけとして、背中を押された感じです。穏やかな瀬戸内を臨む香川や愛媛に、民藝と文化の香りがする松本。そして、母の実家のある京都も母が亡くなって以来、なんだか足が遠のいてしまっていた場所。
これまで気になっていた場所を訪れてみたら、これがなんともいい! 気づけば人生も後半。私自身もさまざまな経験を重ねてきたからでしょうか。自分でも驚くほど、どの場所でも発見があり、新しい魅力を感じられるのです。来てよかった、また再訪したいと切に思う場所がどんどん増えていきました。
そこでこの度、私の旅遍歴から特におすすめしたい場所をご紹介したエッセイ本を上梓しました。タイトルはズバリ、『添乗員ariko まだまだ日本のおいしい旅』。私が添乗員となって、酸いも甘いも噛み分けた(?!) ミモレの皆さまにも満足いただけるであろう旅話をふんだんにご紹介しました。
次回からは、この本でご紹介した旅の中から、おすすめのおみやげ、旅に必須のアイテム、そして本には書き切れなかった旅のエピソードなどをご紹介していきます。お読みいただいた後に、『旅に出たくなってきた!』とウズウズしていただけたら嬉しいです。
【 2024年11月29日発売 】
ただいま予約受付中!
ariko著 『添乗員ariko まだまだおいしい日本の旅』
128ページ/1400円 講談社刊
「私、食で失敗しないので」というarikoさんによる〈おとなのおいしい旅〉エッセイ
「おいしい情報はこの人に聞いたら間違いない」と信頼度大の人気料理家arikoさんに、大人が行きたい“まだまだ日本のおいしい旅話”を教えてもらいました。一読すれば旅に出たくなること間違いなし。おいしいお店の探し方、喜ばれるおみやげの選び方から、足の疲れの取り方、熟睡のためにしていること、旅先でのミニマム美容など「大人旅のコツ」もご紹介。
ariko/ありこ
人気ファッション誌を担当するエディター、ライター。インスタグラム(@ariko418/フォロワー数22万人超)でのセンスあふれる料理の写真と食いしん坊の記録が話題を呼び、「おいしい情報なら間違いない」と信頼される存在に。レシピ本を多数刊行している料理家でもある。著書に『arikoの食卓』シリーズ(ワニブックス)、『arikoのごはん』『arikoのおいしいルーティン』(講談社)、『ありこんだて』(光文社)ほか。
文/ariko
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