幸福感を高める「ハッピーアクション」
ヘンな動きをする!
このような、脳の仕組みを理解していると、落ち込んでいるときも、気分をアゲることができます。さらに、運動は幸福度と密接に結びついています。
ただでさえ効果的な運動で、この「脳の騙し」ができると、ダブルで効果的なハッピーアクションになるのです。
やっぱり体が先、脳が後!
では、具体的にはどうすればいいのか。そのヒントをくれるのが、サンフランシスコ州立大学のエリック・ペパーとI‐メイ・リンの研究です(※6)。
この研究では、被験者たちに「両手を大きく上げてスキップする」といった楽しそうな動きや、「うつむいて歩く」といったしょんぼりと落ち込んでいるときのような動きをしてもらい、アクション後の変化を見ています。
結果、楽しそうな動きをした被験者は元気になり、落ち込んでいるときのような動きをした被験者は気持ちも落ち込むという結果が出ています。
おまけに、落ち込んでいるときのような動きをした場合、動作をする前は元気だった被験者の元気度まで下がっていたのです。
このように、「楽しそうな動きをする」ことは、効果の大きいハッピーアクションになるのです。
そこで、おすすめしたいのが、「ヘンな動きをする」です。特に、「変なおじさん」「ヒゲダンス」のようなダンスがいいでしょう。
Comment