仕上がりはこちら!
「岡田さんの日焼け肌には、深みのあるアッシュ系のハイライトがお似合いです。黒髪と白髪、ハイライトによる縦のレイヤードカラーが、自然な透明感を演出します」(岩上さん)
健康的でナチュラルな雰囲気に仕上がって、まさに岡田さんにぴったり!
このテクニックの特徴は、白髪と黒髪をそのままにところどころ筋状のハイライトをブレンドすること。すると、まるで多色使いのデザインカラーを仕込んだような仕上がりになる点です。自然なコントラストが絶妙な立体感を生むので、おしゃれな雰囲気が高まります。
Side&Back
ブレンドカラーがとてもおしゃれ!
その人らしさを感じる自然体の美しさへ
テニスが趣味という岡田さん。「アクティブな性格なので、軽やかな雰囲気が好みです」と話します。「以前の私は白髪染めを月1で行っていました。白髪染めで全体を1色染めにすると、髪に動きを感じないのでパーマをかけてラフな質感を作っていたんです。でも、どうしてもダメージが気になって……。地毛を生かせるハイライトは、ベースの黒髪、ハイライト、白髪がいい具合に混ざって立体感が出るし、ヘルシーな印象ですね。以前はほんの少しの生えてきた白髪が気になっていましたが、このデザインなら全く白髪が気にならないし、伸びてきても目立たないのが魅力です」と岡田さん。
そして、髪をかきあげても白髪が悪目立ちしないのが大人の地毛ハイライトの優れたところです。
大人の地毛ハイライトは、根元の白髪が伸びてきても既染部との差異がほとんど気にならないのが特徴だそう。「これにより、来店周期が3ヵ月に1回程度に減る方がほとんどです。それまで3週間ぐらいで白髪が気になっていた方でも、染める回数がグンと減るので、ヘアダメージも落ち着いてきます」と岩上さん。
クールなブラック&ホワイトのコーデの日でも、髪が重く見えない点も素敵!
「以前はハイライトって、もっとギラつくイメージを持っていましたが、自分の肌色に合うカラーを選べば肌もきれいに見えるんですね。大人の女性にはいいことづくしだと思います」(岡田さん)
今回の“脱白髪染め”は、地毛の黒髪を残しながらハイライトを加え、さらに今ある白髪もそのままデザインとして生かす技法です。白髪をネガティブに捉えず、ひとつの色味として利用するカラーテクニックは、本当にお見事! 私たちスタッフも、岡田さんの頭に顔を近づけてじーっと白髪を探しましたが、全く気にならない仕上がりでした。
「脱白髪染めのデザインバリエーションは、実は大きく4つに分けられるんですよ」と岩上さん。近いうちに別バージョンの脱白髪染めも紹介していきます。お楽しみに!
【40代のヘアカラー】センスがひかるカラーリングをもっとみる!
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撮影/古谷利幸
ヘアカラー/岩上晴美
ヘア/市村未来
メイク/花井絢香
取材・文/小澤佐知子
構成/國見 香
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