モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。彼女がファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。

ここまで4回にわたって教えててもらった”赤松メイク”の総まとめでモデルはまじとヘア&メイクアップアーティスト赤松絵利さんが語り合います。今回のメイクレッスンを通して「なぜメイクをするのか?」という長年のはまじの疑問はクリアになったのか? 


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実は意外に多い!?”眉そのまま”派に刺さった、カラー眉マスカラ

「なんでメイクはするの?」に答えはあるのか?【モデルはまじ×ヘアメイク赤松絵利】_img0
はまじ:タートルネック¥39600、ワンピース¥132000/エイトン(エイトン青山)  イヤリング¥8800/デミルクス ビームス(ビームス ハウス 丸の内) ネックレス¥16720/エリッカ ニコラス ビゲイ(シップス インフォメーションセンター) 

赤松:今回、いろいろメイクしてみてどうだった? 

はまじ:どれもガラッと変わるわけじゃないけれど、印象が明るくフレッシュになった気がして楽しかったね。私の気持ちにちょうどいいメイクでした。中でも自分のPhに合わせて発色するリップは、乾燥を防いで潤いを足してくれるバームでもあって、つけ心地も自然で私のライフスタイルにもぴったりでよかったなあ。

赤松:そうだね。ピンクに発色するけれど、塗ったときの感触も色づきも口紅という感じではなくて自然で、はまじにはちょうどいいと思ったんだ。

はまじ:さすが、よくわかってくれてる赤松さん! 読者の方からは眉を明るくするという提案に反響があったんだって。私と同じく、ちゃんと眉が“ある”から、そのままだったという方が試してみたいって。

「なんでメイクはするの?」に答えはあるのか?【モデルはまじ×ヘアメイク赤松絵利】_img1
 

赤松:そう思ってもらえるのは、ヘアメイクとしても嬉しいよ。新しく何かしてみたいと思ったら、とにかく試してみて欲しいな。自分には違うなと思ったら、メイク落としでオフすればいいだけだし。

はまじ:そうだね。眉の話のときに、赤松さんが顔に影が増えるから暗いものを少なくって話してたじゃない? そのときに思い出したことがあって。私の祖母はたしか80歳を過ぎても髪を真っ黒に染めてたの。顔はシワシワなのに髪が真っ黒で、子どもながらにも心の中でなんんだか違和感があるなあと思ってたんだ。あるとき私の母が、「シワシワだけど肌も白くてきれいなんだから、髪も白髪のままの方がかっこいいんじゃない?」って提案して、祖母は白髪染めをやめたのね。そうしたら本当に真っ白な髪で素敵だったんだ~。

赤松:黒い髪が顔回りにあることで、シワの影が変に強調されていたのかもね。髪も肌もそのままで素敵って素晴らしい! 

はまじ:その年代になるまでは、眉や髪を少し明るくカラーリングたり、調整が必要なのかな。私も早く祖母の域に達したい(笑)!
 

顔は正面だけの平面じゃなく、サイドもある立体。そこを意識してメイクすべし

「なんでメイクはするの?」に答えはあるのか?【モデルはまじ×ヘアメイク赤松絵利】_img2
 

はまじ:チークも勉強になった~。コスメも進化してるけれど、入れ方も変わってるんだよね。

赤松:そうだね。よくチークをつけすぎると”おてもやん”になっちゃう、なんて昔は言ってたけど、最近のコスメはプチプラでも薄づきだし、明るい色でも発色が自然。つきすぎちゃう心配はほとんどなくなったかも。入れる位置はトレンドでわりと変わるし、目的によっても違うよね。はまじのようにメイクをそこまでしない人には、チークをベースのケアのように顔を引き上げるためのものとして使ってもらうといいなと思っての提案だったの。

はまじ:最初、入れる位置を聞いたときは少しびっくりしたよ。頬の高いところからこめかみまで入れてたから。

赤松:顔って正面だけの平面じゃなくて、サイドもある立体じゃない? 横顔も引きあがって見えるようにサイドまで入れたんだよ。鏡で正面だけチェックしてメイクを終わらせちゃう人がいるけれど、絶対に横顔がどう見えているかも確認したほうがいいよ。チークに限ったことじゃなくて、眉もそうだね。

「なんでメイクはするの?」に答えはあるのか?【モデルはまじ×ヘアメイク赤松絵利】_img3
 

はまじ:なるほど~。実は「なんでメイクってするんだろう?」という疑問はずっと持っていて。特に私は大きく印象を変えたいという思いもないから、余計にそう思うのかもしれないけれど。今回教わったことは「変わる」というよりは、スキンケアしたりマッサージしたり、ベースのケアに近いこともあって、「整える」感じで、メイクってこういうこともできるんだと発見がありました!

赤松:そうだね。もちろん本当にスキンケアで肌を整えたり、マッサージでコリやたるみなどを解消するのが前提ではあるけれど。メイク=華やかにする、というわけではなく、自然な印象のまま、よりよくすることもできるんだ。もちろん印象を変えたり、服の色とのコーディネートを楽しんだり、メイクは変化させることもできる。だから、どちらの意味でもメイクに頼ってほしいなと思うよ。

はまじ:今回は、普段はメイクしない私に合わせた、シンプルで簡単、でもハッとするメイクを教えてくれてありがとう。楽しかった~!


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撮影/千鶴(人物)、水野昭子(静物)
ヘア&メイク/赤松絵利(ESPER.)
スタイリング/福田麻琴
構成・文/幸山梨奈
 


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