私たちが滞在していたお部屋のお隣に位置するAn Sonスパハウスは今年の1月に新たにオープンしたスパ棟。隣接した部屋を予約すれば、こちらのスパハウスをほぼ貸切状態で使用することが可能に! なんとも贅沢!! 温浴施設バーニャ、スチームバス、水風呂、ジャグジー、トリートメントルームなどが完備されています。

「ぜひ、バーニャトリートメントを受けてください!」と取材に旅立つ数日前にAMANOIさんからご連絡を受けました。美容班歴20余年の私。今までかなりたくさんの施術を受けてきましたが、お恥ずかしながら初めて聞きました、“バーニャ”。調べてみると、ロシア式の蒸し風呂と……ベトナムでロシア? 頭の中の「???」を払拭できないまま、あれよ、あれよ、という間に当日を迎え……

新陳代謝がグングンアップし、若返りをはかれるという誘惑の言葉を信じ、いざ!

カウンセリングSTART

マッサージの強さの要望や現在の健康状態などをチェック。
アシスタント・スパマネージャーのグウェンさん。

まずはカウンセリングシートを記入。仕上げのマッサージ、私はボディのアロマトリートメント、バタやんはフェイシャルトリートメントを選択。それぞれに使用してほしいオイルを嗅ぎ分けてセレクト。

  • 奥がボディ、手前がフェイシャル用のオイル。
  • 香りに一過言あるバタやん、入念に嗅ぎ分けていきます。
     
  • バタやんはサイプレス、イランイランなどがブレンドされた浄化に特化したオイル。私はベルガモットやグレープフルーツなどをブレンドしたアンチエイジング作用に特化したオイル。

スチームバス

キンキンに氷で冷やしたお水を持ってサウナへ。
47度くらいのスチームバスに20分。

まずは、身体をスチームバスで温めます。なぜ、高温多湿のベトナムで、なぜ私たちはより高温多湿の場所に閉じ込められているのか……という疑問をふりはらい、とにかく耐えること20分(途中我慢できなくなって、出たり入ったりしてしまいましたが苦笑)。

水風呂+ジャグジー+プール

  • 水風呂。大袈裟にいうならば、生命の危機を感じました(苦笑)。先に飛び込んだ私はバタやんより余裕がない状態……。
  • 水風呂との落差にホッとしたのか、永遠に浸かっていたいと思わせてくれたジャグジー。
  • 絶景に位置するプライベートプールなのに、優雅さはどこへ? ここは本当にアマンなの(笑)?

スチームバスで身体が温まったら、間髪入れずに水風呂へ。この水風呂が本当に悶絶体験! その温度は4度(本当に? 体感は氷点下でした……)。氷水に手を冷やしていると骨の奥からズキズキとするあの鈍痛分かりますでしょうか? あの鈍痛が身体の奥底から響いてくるのです。5分、と言われましたが到底無理な話。取材でなければ、絶対に入らない衝撃の冷たさ(キッパリ)。写真が撮れたことを確認したら飛び出てしまいました(苦笑)。

その後、人肌より少し高めの温度のジャグジーに浸かること10分。先ほどの冷水からの落差で全身の毛細血管がチリチリと。こんなに体中からの「血行促進、なう」という囁きを聞いたのは初めてです。

気持ちと血管が落ち着いてきた頃に、プールで泳いでくださいとの指示。なんでも、こわばった筋肉をリリースするためだとか。とにかく背泳したり、平泳ぎしたり、ゆるゆると……なるほど、緊張がほどけていく!