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先日「大日本市」という、全国の工芸メーカーによる合同展示会におじゃまして来ました。数十年前、N○Kのミニ番組「手仕事にっぽん」が大好きだった私にはとても興味のある展示会! 当日はワクワクしながら青山スパイラルホールへ。主催は奈良を拠点に幅広く生活雑貨を扱う「中川政七商店」。1716年創業の老舗ですが、手ぬぐいやふきんなど織物製品だけでなく、器や食品など、暮らしの道具を多数発表しています。デザインが可愛くて、私も大好き! また「中川政七商店」は日本の工芸を元気にするというビジョンを持ち、自社製品だけでなく各地の工芸品を発掘、発信しています。大日本市には、そんな全国の工芸品が集まっていました!
 

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まずはこの夏デビューした新ブランド大成紙器製作所のブースに。ノートは、フラットに開けて、さらにメモパッドのように簡単に切り離すことのできるその名も「パッドノート」。フラットに開けるのは他でも見たことがあるけれど、切り取れるのは初めて! 大阪の老舗印刷会社ならではの技術、繊細さを感じますねー。

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こちらは新潟県のニットブランド「mino」。雪国の冬に昔から使われて来た蓑から着想を得たポンチョを作っています。壁にかかっているのはそこから派生したスヌード。色合いも可愛いし、手に取ってみるとすごくしっかりした作りで、長く使えそうだなと感じました。

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こちらは“日本の布ぬの”をコンセプトにさまざまなアイテムを扱うテキスタイルブランド「遊 中川」。昔ながらの文様に日本の季節感を組み合わせた柄が、ほっこり温かみがあってとても素敵! 毎シーズン新しいパターンで商品を発表するのだそうですが、色合いやデザインなども可愛い!

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これは箸の形状と太さで自分の持ちやすいものを選べるシリーズ。私は八角の細めが持ちやすかった。こういうこまかな心遣いからくる提案が、日本の工芸の魅力な気がします。


今回おじゃましてみて、日本にはまだまだいろんな工芸があるんだなあと実感。現地には行けないけれど、中川政七商店のように見つけて、紹介してくれると私たち一般の消費者は嬉しいですね。興味のある方は中川政七商店のホームページへ。実店舗は奈良のほか、全国に49店舗展開しているのでぜひチェックしてみて!

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PROFILE

畑 乃野子/フリーエディター・ライター。出版社勤務の後韓国へ留学し、韓国取材、翻訳、インタビューなどをこなす。