現代日本でワーママをやるのが「無理ゲー」なのは当然

 

「時短勤務かつリモートワークなのに、ジタバタして子育てとうまく両立できない自分にイライラする」「子育てに口出しされるのが嫌で、近所に住む両親に頼ることができない自分の意固地さに腹が立つ」など。

子育ての負担を軽減できる環境が整っているはずなのに、理想と現実のギャップに直面し、イライラや不満を募らせ、挙句の果てに自信喪失。うつ病になるリスクを抱えたワーキングマザーは多いと言われています。その危険性を自覚したらぜひ手に取っていただきたいのが、『ワーママが無理ゲーすぎてメンタルがやばいのでカウンセラーの先生に聞いてみた。』という書籍です。

 

著者の下園壮太さんは、自衛隊で20年間「心理幹部」として、任務で傷ついた隊員の心をケアする仕事を続けてきた方。あらゆる悲惨な現場を見聞きしてきた下園さんをしても現代の子育ては「戦場」と言えるほど過酷で、ワーママたちが心身を疲弊させてしまうのは当然だと言います。タイトルにあるように、まさしく「無理ゲー」なんですね。だからこそ、自分をケアすることをもっと重視すべきだと本書で訴えています。

自衛隊でも実践していたメソッドを使ってワーママ向けに様々な心理ケアを紹介している本書から、今回はインターネットやSNSなどから収集した子育て情報によって追い込まれてしまった場合の対処法をご紹介します。

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現代日本の子育て環境は「戦場」並み
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マンガ/ひえじまゆりこ