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編集部発・米沢ベストモーメント!【from米沢サテライト】

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6日間のサテライト期間中、ミモレ編集部員の心に残った米沢とは? 各自が独断と偏見で選んだ、米沢ベストモーメントを発表します!

米沢繊維協議会の団結力と熱さにLOVE by大森葉子


今回、こんなにも濃ゆい米沢取材が敢行できましたのは、コラボプロジェクトで素晴らしい生地を制作いただいた米沢繊維協議会の皆様のおかげでした。情報をお出しいただきつつ(もちろん、読者の皆様からも! ご協力いただきました皆様ありがとうございました)、取材のためのアポ入れまでサポートしていただけたんです。

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記者発表会時。米沢の中川市長(中央)に今回のプロジェクトの成果を説明いただいた米沢繊維協議会の近藤哲生会長(右)。今回の取材先のほとんどから、「あ、てっちゃんから話聞いているよ」と。編集部のゲリラ的なアポ入れにも「てっちゃん」というワードですべてが理解されてしまうという……ありがとうございました、てっちゃん♡

そして、サテライト編集部の初日には、打ち上げと称し、手料理や名産品をケータリングしていただいた温もり溢れる手作りのパーティ→米沢牛の名店での焼き肉→スナック→スナック(さすが、スナック大国、米沢)……。本当にディープで素敵な一夜を過ごさせていただきました。

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こちらは打ち上げ2次会の焼き肉屋さん「てんま」にて。「僕たちはいつも食べているんで」と、ただひたすら極上の米沢牛を焼いては私たちのお皿に。楽しくお話していても、気づけばお皿に(笑)。エンドレス極上米沢牛を堪能いたしました。ちなみに、スナックの写真はお見せできるようなカットがございませんでしたので、あしからず(苦笑)。
 

夜も深まった頃、「皆さん、本当に仲が良さそうですけれど、本来なら商売敵ですよね?」と、酔いにまかせて私にムクムクと沸き上がった疑問をぶつけてみると、「各社オリジナリティがあって、武器が違う感じなんです。だから、もちろん切磋琢磨は必要なんですけれど、協力し合って、米沢織全体が盛り上がっていけばいいな、という思いのほうが強いんですよ」と。ああ、本当に不粋な私でごめんなさい。そう素直に思えるほどに、皆様の団結力は熱く、純粋で、キラキラとまぶしい! 代々続く会社を継がれている方が多いため、A社の社長がB社の次期社長を我が息子のように可愛がっていたり、学生時代の上下関係のようなものが会社の枠を超えて(良い意味で)残っていたり。今回の米沢織プロジェクト、サテライト編集部を通して関わらせていただき、協議会自体がひとつの会社のように見える素晴らしいコミュニティなのだな、と。 

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今回、取材させていただき、工場もご案内していただいた青文テキスタイルの鈴木さん。私以外のスタッフは、実際に生地が織られている現場を初めて見たために大興奮。

そのコミュニティに私たちも入れておくれ! そして、米沢織を日本、そして世界へと認知させ、ブランディングしていくお手伝いをこれからもさせておくれ! そう思わせてくれる熱き米沢繊維協議会の皆様だったのでした。
 

それはりんごの味にも似て。米沢で、人の温かさに恋をした by朏亜希子


今回の滞在期間中たくさんの方に取材させていただきましたが、なかでもりんご農家の中根友裕さんに私の個人賞を捧げさせていただきたいと思います。雪残るりんご畑でお話を聞きながら、昨年穫れたりんごをごちそうになったのですが、スタッフの“美味しい!”の連呼に、中根さんはとっても嬉しそうなご表情。その優しい表情に私たちも思わずほっこり……。さらに、りんご作りの一番の喜びは何ですか?と聞くと「やっぱり収穫かなあ。あとうちは地方発送もしてるんだけど、『美味しかった!』とか『親戚にも贈りたい』なんていってもらえるとやっぱり嬉しいよね。若い頃はまぁ、りんご農家を継ぐことをいろいろ考えたりもしたけど、今はこの仕事が本当に楽しいね」と。そう話す時の目が少年のようにキラキラしてるのを、私は見逃しませんでした!

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お父さまから畑を引き継ぎ、現在は約250本のりんごを一人で育てている中根さん。館山りんごの美味しさの理由を聞くと「米沢は四季がはっきりしてるんだよね。冬は寒くて雪が多いし、盆地だから夏は暑い。あとは1日の中の寒暖差が大きいのもあるかな。とくに朝の冷え込みが果物作りにはいいんです」とのこと。現在は2人のお孫さんと一緒に夕食を食べるのが楽しみ、と優しい表情をみせて話してくださいました。
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まだ雪が残るりんご畑。現在は中根さんお一人で畑を管理されているそうです。1本1本ごとに枝や芽を剪定するなど、作業工程の丁寧さに気が遠くなる私……。5月上旬にはりんごの白い花が満開になるそうです。きっとキレイだろうなあ。

りんご畑を見せてもらえると聞いて楽しみにしていた取材なのですが、お話を聞くうちに中根さんの素敵なお人柄にすっかり魅了されてしまった私。今回感じたのが、男女問わず、米沢には本当に温かくて素敵な人が多すぎる! 米沢の皆さんの「多くを語らず、不言実行」なお人柄に触れ、美味しいものを黙々と誠実に作られている日々に頭が下がる思いでした(編集の仕事でも見習う点が多く……)。生産背景を伺った後にいただいたお土産のりんご(ギータ青年が抱えてたアレです)はまた格別な味でした。

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お土産にいただいた、ふじとシナノゴールド。濃厚な味わいが館山りんごの特徴だそうですが、確かに甘みも酸味もぎゅっとつまった美味しさでした! 中根さんにならって、皮ごとガブリ。これからはもう、りんごをかじるたびに米沢を思い出してしまいそうです……。

りんごのほかにさくらんぼとラ・フランスも作っている中根さん、4月20日オープンの『道の駅 米沢』にも出品されるそうです。米沢の自然と中根さんの真心が作る美味しさを、皆さんもぜひ味わってみてください! 


「中根農園」
住所:米沢市大字口田沢72-1
(国道121号沿いに直売所もあり)
tel. 0238-23-7951

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