私、実はもう今年のコートを買ってしまったんです(小声)。マディソンブルーのFALL 2018の展示会で予約購入しまして、心待ちにしていたものが、先週ついに届きました。

キターーーー!!!(歓喜)

その名も「OFFICER COAT」。ミリタリー感たっぷりのカーキにしました。(サイズは00です)

展示会のラックにかかっているのを見た瞬間、心拍数が上がる胸のトキメキ!♡♡

袖を通した瞬間、高鳴りは最高潮に。

「うん、似合うな」

と独り言ちます。

その場に大草ディレクターや川良先輩など編集部のメンバーもいたのですが、こういうときは「どうですか?」とか「買ってもいいですか」などとあまり相談したりしません(笑)。全員が「やめときなよ」と言ったとしても、着たい気持ちが勝るアイテムがときどきあり。(でもまあ、やめなよとは言われないです。「バタ、あれは買うね」とみんな遠巻きに見守ってくれます^^)。

シルエットがかなり細身で長いのですが(オフィシャルサイトのルックブックですと1の10枚目です。モデルさんだとひざが見え隠れするぐらい。ここまで長くないですね)、後ろのスリットが深く入っていて、歩くと軽やかです。足さばきもGOOD!

大股で歩いて、ひらっと裾が翻ったときの赤い裏地がまた格好いいんですよ。

じゃじゃん!

全部ボタンを留めるとこんな感じです。

私の切りっぱなしの短髪とあいまって、大森編集長には「『はいからさんが通る』の少尉だね」と言われてしまいましたが……それもまたやぶさかではない。

この冬、纏うたびにテンションがあがること間違いなしです。 早く寒くならないかな~。

コートの中、今日のコーデはこんな感じでした。まだまだ暑いのでノースリーブですが、チェック&レースアップシューズで少し秋モードに。ブルーのバッグに合わせて、靴下もブルーにしました。


私が常にウォッチしている歌人の最果タヒさんのコンプレックスをテーマにした連載に『憧れは屈辱。』というエッセイがありまして。「誰かを崇拝してしまったら、もう私は永遠に、その人に負け続けてしまうのだろう」と書いていらしたのです。その感覚すごくよくわかります。

そのエッセイの中で「誰に言われようが揺らがない『好き』という感情の発見」について分析されていて、「『好き』とは何かを自分に取り込むことではなく、世界に対する自分の応答なのだろう」という一文がありました。

私にとってマディソンブルーは憧れとコンプレックスを刺激されるブランドでもあり。今回のコートは、そんな自分の感情と、「好き」を通した世界への応答を象徴する一枚なのかもしれません。
 

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