ミシュラン三つ星レストランで研修修了後、15年間有名フランス料理店でシェフを務めた、“伝説の家政婦”志麻さん。志麻さんの手にかかると、カップスープの素を使った手抜き料理のはずなのに、食べてびっくり! 老舗洋食屋さんの味に仕上がっている。最新刊『志麻さんの自宅レシピ』があれば、時短料理もプロの味に生まれ変わります。
たった10分の時短料理でも、おいしさに欠かせない工程はじっくりと
時短料理は、全ての工程をあわてて行ってしまいがちだけど、おいしさに欠かせない工程はじっくり行うのが志麻さん流です。
●重要ポイント
フライパンにバターを溶かして、玉ねぎとベーコンを入れ、弱火で玉ねぎがしんなりするまでじっくり炒める。この工程が「お店の味」へとつながる最大のポイント。
温めたごはん、牛乳、コーンクリームスープの素を入れて中火にかける。カップスープの素は、2人分で1袋がちょうどいい。
煮詰めて水分がなくなったら塩・こしょうで味をととのえる。こしょうをピリっと効かせると味がしまっておいしくなる。
熱いままグラタン皿に入れてチーズをかけ、チーズが溶けるまで魚焼きグリルで焼く。焼き色がつくまで焼くのが志麻さんのこだわり。
コーンスープドリア風の作り方 (10分)
材料(2人分)
・玉ねぎ(みじん切り)……1/4個分
・ハーフベーコン……8枚分(72g)
・ごはん(炊飯済)……2膳分
・牛乳……200cc
・コーンクリームスープの素(クノール)……1袋
・バター……10g
・塩・こしょう……適量
・とろけるチーズ……2つかみ
作り方
1. フライパンにバターを溶かし、玉ねぎとベーコンを入れ、弱火で玉ねぎがしんなりするまで炒める。
2.温めたごはんを加えて箸で混ぜ、牛乳、コーンクリームスープの素を入れて中火にかけ、水分が飛ぶまで軽く混ぜる。
3.煮詰めたら塩・こしょうで味をととのえる。
4.熱いままグラタン皿に入れてチーズをかけ、魚焼きグリルでチーズが溶けるまで焼く。
タサン 志麻
大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、ミシュランの三つ星レストランでの研修を修了。その後、日本の有名フランス料理店等で15年働く。2015年にフリーランスの家政婦として独立。家事代行マッチングサービス「タスカジ」で定期契約顧客数がナンバーワンとなり、「予約が取れない伝説の家政婦」と呼ばれるようになった。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でその仕事ぶりが放映され、クール最高視聴率を記録。現在も家庭に出向き、冷蔵庫にある食材で家族構成や好みにきめこまやかに応じた料理に腕をふるうほか、「つくりおきマイスター養成講座」の講師や料理教室、食品メーカーのレシピ開発などでも活動。フランス人の夫と子どもと3人で暮らす。 公式ホームページ
『「作り置き」よりもカンタンでおいしい! 志麻さんの自宅レシピ』
著者 タサン 志麻 講談社 1430円(税込)
「伝説の家政婦」志麻さんが自宅で食べているレシピを初めて公開!
仕事から帰って30分以内にちゃちゃっと作って「お店の味」に仕上げる、志麻さんならではの調理テクニックを手順写真つきでわかりやすく紹介しています。
時間もお金もかけずにお店顔負けのおいしいごはんを作るには、“省いてよい手間”と“おいしさに欠かせない手間”の見極めが肝心。志麻さんの長年のシェフ経験で培ったワザをこの本でお教えします。
『志麻さんの自宅レシピ』のほか、ダイエット、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>
出典元:https://kurashinohon.jp/736.html
・第1回「“伝説の家政婦”志麻さんの外国産冷凍牛肉を“高級霜降り和牛”ステーキにするワザ」はこちら>>
・第2回「“伝説の家政婦”志麻さんが実践する「野菜炒め」3つのルール」はこちら>>
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