パンツやスカートに合わせるタイツやソックス。何を合わせようか、意外と悩んだりしませんか? 

例えばパンツとパンプスをつなぐ隙間。小さなパーツではありますが、合わせるソックスでコーディネート全体をぐっとおしゃれに見せることができる重要なパーツだと私は思っています。でも、残念なことに、足元が野暮ったく見えていたり、重たく見えているケースをよく見かけます。それはどうしてか。
答えは、靴下をパンプスやパンツの色に合わせようとするから、なんです。繋げようとするあまり、“無難な足元”になっている人を多く見かけます。

足元はおしゃれを楽しむパーツです。だから靴下やタイツを適当に合わせてしまってはダメ。座ったとき、ちらりと見えた靴下が悪目立ちすることなく、なんだかしゃれて見える。そんな気の利いた足元を目指したいなと思います。

では具体的に「きれいめのテーパードパンツ」の場合は、どんな靴下をもってきたらいいか、「3つの合わせ方」をご紹介しますね。


合わせ方1
「太めのリブソックス」で
表情をプラス

テーパードパンツに合わせるソックス。「3つの正解」をマスター!スライダー1_1
テーパードパンツに合わせるソックス。「3つの正解」をマスター!スライダー1_2

靴下¥1000/タビオ お問い合わせ先/タビオ tel. 03-6419-7676 黒パンツ/ドゥロワー、パンプス/サンローラン(ともに私物)

黒パンツに黒パンプスというシンプルな足元の場合、「太めのリブソックス」を選びます。ポイントはこの「素材感」です。無地のものを合わせるよりもトラッドなムードが加わり、ひと手間かけた感じが全体をおしゃれに見せてくれます。
ソックスの色は、パンツや靴と合わせようとせず、トップスの色とリンクさせたり、バッグとのバランスを見ながら相性の良いものを選ぶといいと思います。

 

合わせ方2
「ボルドーカラーのソックス」で
アクセントを作る

テーパードパンツに合わせるソックス。「3つの正解」をマスター!スライダー2_1
テーパードパンツに合わせるソックス。「3つの正解」をマスター!スライダー2_2

靴下(3足で)¥1000/チュチュアンナ お問い合わせ先/チュチュアンナ tel.0120-576-755 黒パンツ/ドゥロワー、パンプス/セルジオ ロッシ(ともに私物)

上記と同様に、パンツとパンプスが同色シンプルな場合、「ボルドーカラーのソックス」でアクセントにするという合わせ方もあります。ボルドーのように「深みのあるきれい色」を差すことで、コーディネートが一気に軽やかになるんです。ボルドーのほか、えんじ色やグリーン系でもいいと思います。ダークトーンの着こなしの日はぜひトライしてみてください。
私は「細めのリブ素材」を選んでいますが、カラータイツに見えないよう素材感も少し気をつけて選んでみるといいと思います。

 

合わせ方3
今年らしい「チェック柄ソックス」で
遊びを効かせて

テーパードパンツに合わせるソックス。「3つの正解」をマスター!スライダー3_1
テーパードパンツに合わせるソックス。「3つの正解」をマスター!スライダー3_2

靴下¥700/靴下屋 お問い合わせ先/タビオ tel. 03-6419-7676 黒パンツ/ドゥロワー、シューズ/ジャンヴィト ロッシ(ともに私物)

3つめは「チェック柄のソックス」を合わせるという方法。今年はチェックがトレンドです。洋服だと子どもっぽくなってしまうことも多いけれど、ソックスなら比較的簡単です。足元にチェックを効かせることで、黒のテーパードパンツのようにベーシックなものが一気に今年顔になります。
チェック柄は、シックなグリーンやネイビーだと今年らしいトラッド感が出ますし、こどもっぽく見えないよう小さめの柄を選ぶのがポイントです。

次回(12/17)は「デニムパンツ」にはどんな靴下が合うか、ご紹介したいと思います。

撮影/目黒智子
取材・文/昼田祥子

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