新年を迎え、気持ちもあらたに仕事をスタートした人も多いと思います。しかしながら年初のフレッシュな気持ちはなかなか長続きしないのも事実です。今年は○×をしようと意欲的な目標を立て、最初のうちは、それに向かって努力するのですが、日常的な忙しさに負けてしまい、しばらくすると自分で立てた目標も忘れてしまいがちです。

 

1年間というのは確かにキリのよい数字ですが、実現できない目標を立ててしまっては意味がありません。確実に自分を成長させていくためには、目標の立て方について工夫が必要だと筆者は考えます。具体的に言えば、もう少し長いスパンで目標を立て、年初はその進捗状況を確認するだけにとどめるなど、ハードルを少し下げて、長期戦に持ち込むのです。


世の中というのは、一定のサイクルで変化していきます。しかし、そのサイクルは1年に1回変化が訪れるというほど慌ただしいものではありません。年初に目標を立てて、それを実行するというのはカレンダー的にはスッキリするのですが、人間のライフサイクルにはあまり合致していないようです。

もう少し長いスパンで考えた場合、よく使われるのが10年ごとの区切りです。

日本人はそうでもありませんが、欧米人は70年代、80年代など、10年ごとの区切りが大好きです。10年をひとつの単位として議論するのは、単に数字のキリがよいということだけが理由だけではないでしょう。洋楽を聞く人やファッションに関心のある人なら実感として分かると思いますが、実際、10年が経過するとパラダイムが大きく変わるケースが少なくありません。

 
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