先日、世界を飛び回る写真家・在本彌生さんと沖縄県南城市でレストラン『胃袋』を営む関根麻子さんによる、写真鑑賞しながら料理を楽しむイベントにうかがいまいました。

ずっとお邪魔したいと思っていた『胃袋』。以前、沖縄出張が決まった瞬間に予約を試みたのですが、無念の満席。そのことを覚えていてくれた彌生さんからお声がけいただき、麻子さん、そして、お料理と初対面とあいなりました!

場所は、クリエイティブな料理とお酒のペアリングを楽しむコース料理で大人気のSalmon&Trout。通常営業の日も驚きの食体験ができます!
イベント名は『雲南Day&Night』。この扉を開けるとどんな世界が広がっているのか、ワクワク♪


おふたりが一緒に雲南でフィールドワークされてきた成果をアウトプットされる日。彌生さんの写真がたくさん飾られた店内で、麻子さんのお料理をいただきます。
 

  • 外観にも写真がディスプレイ。
  • 彌生ワールド炸裂な店内!
  • 料理をいただきながらも、作品1点1点に見入ってしまいます。


こちらがこの日のアラカルトメニュー。麻子さんが雲南省から持ち帰った食材や沖縄の野菜、東京の旬のものなどを使った魅惑のラインアップ!

彌生さんの写真にお品書き。もはやアートピースのような一枚。


麻子さんのお料理は想像通り、素材の味が存分に生かされたプリミティブな味わい。かつ、奥行きがあり、とっても繊細。「軽やかなタッチでピアノを弾きながらも、ダイナミックさを感じるジャズピアノのようなお料理だ」などと思いながら、「こんなふうに料理ができたら、楽しいだろうなぁ~」と、オープンキッチンで料理をしている麻子さんにウットリ見惚れてしまいました。

  • 手前は、焼いた皮。おからとディル和え。奥は、芋柄と青唐辛子の煮つけ 茶碗蒸しと。
  • 雲南小豆とウルグイブドウ 豆のサラダ。
  • タンカンと山椒のスペアリブ。

五感が刺激され、「きっとこんな温度で、こんな湿度で、こんな空気で、こんな匂いで……」と雲南省に足を運んだことがないにもかかわらず、懐かしい旅の記憶が蘇ってくるかのような感覚に。まさに脳内“トリップ”! フワフワとした気分の不思議な一夜となりました。

あ~ぁ、旅に行きたい!

雲南省でお揃いで購入されたという、少数民族のクラフトワークが息づくガウンを着用されたおふたり(左が彌生さん。右が麻子さん)。それぞれが雲南にもっていったという、まるでお揃いかのようなハットをかぶって。それにしても、なんて可愛いデュオなんだ!


<彌生さんの雲南記事はコチラ>
山間の僧院で、問答修行の熱気に触れる 雲南省の旅 vol.1
昆明にて麗しのきのこを求めて 雲南省の旅 vol.2

 

今日のお品書き
昔から、大人計画の舞台をたしなんでおり、今は毎週『いだてん』の落語家・橘家圓喬役の松尾スズキさんの役作りに感動している私。取材に立ち会わせていただき、それだけで感無量だったわけですが、 語られる夫婦論に、何回も「ですよね〜」と膝を打ちまくってしまいました。