先週の土曜日、第3回目となる寄り合いを開催しました。テーマは『性教育』。下は未就学児から上は高校生の母親、はたまたご自身が性教育のセミナーを開催されている方など、幅広い読者の皆様にお集りいただきました。

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まず、最初に『大人の性教育』テーマの編集担当・片岡から皆様へご挨拶。右は、今回、講演いただき、ワークショップをまわしていただいた、NPO法人ピルコン理事長の染矢さん


「国と性教育の成熟度は正比例しているのではないか」という仮説をもっています。私自身、子供はおりませんが、日本の性教育の遅れを危惧しており、たとえば昨今騒がれている「me too運動」などに端を発する性差別やジェンダーギャップの問題も、「性教育」ありきで広い視野で取り組まなくてはいけない課題なのではないかと考えています。

「性」という、最も価値観が多岐に渡り、他人と思いを共有しづらい問題を国や学校に先導してもらうための体制が整うには、まだまだ時間がかかるでしょう。それを待っていたら、今の子供たちはどんどん大人になってしまう。

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ミモレでもレポートしました最新避妊事情も共有いただきました。グループワークでは、各テーブルをまわり、アドバイスをしていただきました。この日は、参加者の皆様が持ち寄った課題ごとにグループをつくりました。ちなみに、男の子の母親が「勝手に覚えることだから」と夫に言われてしまい、「さて、どうしたものか」と思案されているケースが多かったように覆います。※レポートは後日、ミモレにて。


ミモレは、結婚をしている、していない。子供がいる、いない。仕事をしている、していない……など、読者の方の属性を限定していません。「性教育は私には直接関係ない」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、少し引いてみていただき、社会の問題としてとらえていただければいいな、と思っています。

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会場には、性教育にまつわるたくさんの出版物を展示。皆さん、熱心に手に取られていました。


「タブーとしての性」だけではなく、「ポジティブな性」を語る教育へ。

男女のカラダの違いや避妊や中絶などを知らせることだけではなく、互いのことを理解し合うこと、信頼関係の結び方など、「自己肯定感」に直結するコミュニケーションのあり方を教えることも「性教育」なのではないでしょうか。私たち世代がまず「性教育」を自分ごとにして、子供たち世代にその感覚を受け継ぐことができればいいな、と思っています。

今日のお品書き
「恋愛はたしかにハイカロリーだけど、失っても残るものはあるわよ」と大女優・十朱幸代さんはインタビューで恋愛観を語ってくれました。併せて、孤独との付き合い方や仕事への姿勢なども。激動の人生を歩まれた十朱さんの言葉のもつ重さ、真剣さと向き合っていただければ!