カジュアルな撮影日、“メイクはナチュラル”でもツヤを!【エディター・安倍佐和子さん】
仕事でも1日中撮影のようなカジュアルな服装の日。メイクは遊び心をとり入れて、今の気分でもある70年代風にアレンジします。ツヤ感のあるメイクに、下まつ毛のマスカラの赤でアクセントを。ヘアも外巻きで、レトロに仕上げてみました。
頬やまぶたに濡れたようなツヤをのせることで骨格を強調した、立体感メイクです。大人は目もとがしぼんで影が目立ってくるので、“影”色はNG。明るいピンクの“膨らませ”色のアイシャドウで、ハリを強調します。全体的にやさしい色味のメイクなので、メリハリを出すためチークはシェイディングを入れるような感覚でこめかみからほほ骨あたりまで入れます。今回ツヤ出しに使ったサンローランのようなマルチスティックは、顔のどこにでも使えるので一つ持っておくと便利です。
下まつ毛にマスカラをのせるとそれだけでレトロっぽさが。しかも赤なら、目もとに血色感もプラスできます。また黒のインサイドラインをまつ毛の間を埋めるように入れておくと、アイライナーやマスカラをしっかり入れなくても目もとの印象がぼやけません。目もとの“仕込み”として、どんなナチュラルメイクでも欠かさないひと手間です。
取材・文/山崎恵
構成/片岡千晶(編集部)
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PROFILE 安倍佐和子さん
化粧品会社、出版社勤務を経て独立。現在は女性誌、広告、講演等で幅広く活躍。mi-molletは創刊時からレギュラーメンバー。認定ホメオパス、フィトテラピーアドバイザーの資格を有し、メイクアップからスキンケアサイエンス、ホリスティック系まで得意分野は幅広い。著書に「人と比べない美人力の磨き方」(講談社)がある。趣味は旅行、サーフィン、スキーなどアクティブ系。instagram:abesawakobeauty Twitter:@abesawako