先日、作家の甘糟りり子さんの「野草を食べる会」に招かれ、鎌倉のご自宅を訪ねました。ミモレの記事でご存知の方もいるかと思いますが、甘糟さんはご自宅が稲村ケ崎にあり、最近ではその鎌倉での暮らしや食の歳時記を綴った『鎌倉の家』というご本も出されています。

甘糟りり子さんとは新人編集者のときに連載を担当して以来、20年(!)のお付き合い。甘糟邸は戦前に建てられた日本家屋に福井県の合掌造りの家を移築した非常に希少な建築で、初めて訪れた20代のときは庭から玄関、リビングに足を進めるごとにドキドキワクワクしたのを覚えています。

さて、久しぶりの訪問で、しかもとても暑かったこの日。何を着て伺おうかと迷った末に、リネンの開襟シャツとグリーン×ネイビーのスカートを選びました。

甘糟さんご本人に撮ってもらうという大胆な行動に出た私。すみません、すみませんと言いながらなんとか笑顔を作っております(笑)。

デミリーのスカートは、先日のイベントで大草ディレクターがコーディネートしてくれたときのものです。あまりに気に入ったのでイベント後に購入しました。

シャツは風間ゆみえさんがディレクターを務めるマリンフランセーズのイベントで買ったもの。はい、私の服は殆どお仕事の前後で買ったものです…。

リネンシャツはある程度きちんと見えて、着ているこちらも心地よいのが良いですね。ニットスカートも同じく、「着心地」と「きちんと見え」が両立できているアイテム。夜遅くまで続く会食のときにぴったりの組み合わせ(笑)!

甘糟家のリビング。正面のテーブルはいつもその季節に庭で撮れた花々が飾られています。この日は、ツツジ。

庭には立派な白牡丹も咲いていました。5つも!なんと立派な…。山椒の木があって、牛すじの煮込みや玉ねぎのスープなどに入れる山椒をみんなでつんだする場面も。ほかにも、近所でつんできたたんぽぽの葉とかぶのサラダや、あしたばの胡麻和えなど、甘糟さんお手製の野草料理をたくさん頂き、甘糟家の「おいしい庭」を目で鼻で舌で堪能してきました。

こんなに立派な白牡丹。私は初めて見ました。

そういえば先日、マリンフランセーズで甘糟さんと風間ゆみえさんが初対面で意気投合して、今度甘糟家で集いましょうと話していました。最近、業種も嗜好も生き方もまったく違うのに、すぐに意気投合するご婦人たちをよく目にします(笑)。年齢を重ねて、以前よりもずっと優しくずっと開かれた気持ちで、心地よさそうに生きている諸先輩方を目にすると、とても嬉しい気持ちになりますね。また甘糟家で集えますように…♡

 

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