イタリアンといえばパスタははずせない料理ですね。イタリアンの名店「アロマフレスカ」のシェフ原田慎次さんは、数えきれないくらいパスタを作ってきた経験からボウルで手軽に作れるパスタを考案。そこで原田さんの著書『アロマフレスカ直伝 おいしさに差がつく! イタリアンのコツ60』からボウルで作る超簡単パスタの作り方を紹介します。
 

ボウルで作る超簡単パスタ 明太子のスパゲティ


スパゲティと明太子が一体化したパスタで、ボウルで混ぜるだけパスタの真骨頂! 明太子に火を通さないのでツブツブが口に残らず、なめらかな舌触りが楽しめます。

 材料(2人分)

 

スパゲティ……160g
明太子……大2本(100g)
にんにく……1かけ
白ワイン……大さじ1
オリーブ油……40ml
塩……適量
イタリアンパセリのみじん切り……2枚分

 作り方 

1.にんにくは半分に切り、断面をボウルにしっかりとこすりつける。

 

コツ:にんにくはボウルにこすりつける!
通常はフライパンにオリーブ油とにんにくを入れて火にかけ、オリーブ油に香りを移しますが、これはにんにくの切り口をボウルにこすりつけるだけ。ゆでたスパゲティの熱でボウルにつけたにんにくの香りがスパゲティに移り、フライパンを使ったときと変わらない香りに。火を使わないパスタの究極の隠しワザです。

2.明太子は薄皮を取って1のボウルに入れ、白ワインとオリーブ油を加えてよく混ぜ合わせる。
3.アルデンテにゆでたスパゲティを加えてよく混ぜ合わせ、塩で味をととのえる。
4.器に盛り、イタリアンパセリをふってできあがり!

 


その他、『アロマフレスカ直伝 おいしさに差がつく! イタリアンのコツ60』では家庭でも本格的なイタリアンが作れるようアレンジされたレシピが満載です。ぜひ挑戦してみてください。

バジリコのジェノベーゼ
まぐろとフレッシュトマトのカルパッチョ

原田 慎次(ハラダ シンジ)

1969年生まれ。栃木県出身。A型。六本木「ヂーノ」で修行を積み、青山「ジリオーラ」で4年間シェフを務める。 98年広尾に「アロマフレスカ」を開店。フレンドリーなサービスと独自な野菜を中心としたヘルシー料理で予約が殺到する人気店になる。原田シェフの作り出す斬新かつ繊細な現代イタリア料理が高く評価され、ミシュランガイド東京にて2008年から現在に至るまで連続で星を獲得。

 

『アロマフレスカ直伝 おいしさに差がつく! イタリアンのコツ60』

著者 原田 慎次 講談社 1400円(税別)

「簡単で、おいしいパスタ、イタリアンが家で食べられたら……」そんな声におこたえする本です。基本となるパスタのゆで方、基本の材料から紹介。レシピは応用自在のトマトソース、テレビ番組でも人気ナンバー1レシピに選ばれたひき肉を使わないミートソース、カルボナーラ、あさりの煮汁を味わうボンゴレビアンコなど基本的なものを中心にプロセスとコツを写真入りでわかりやすく解説。パスタをゆでたら、ボウルであえるだけ、材を保存瓶に入れてシェイクしてソースを作る、など、こんなに簡単でおいしい!という裏技メニューも公開。そのほか、鍋1つでできるかんたんリゾットや、味を漬け込む、香りを漬け込んだらあえるだけ、あるいは焼くだけというメイン料理も。
パスタ22、リゾット6、メイン6の厳選レシピ! どれもおいしくなるコツがひとめでわかるから、だれでも簡単においしくできること、間違いなし! 日常の食卓からおもてなしまで活用できます。

『アロマフレスカ直伝 おいしさに差がつく! イタリアンのコツ60』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
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写真/青砥茂樹(講談社)

出典元:https://kurashinohon.jp/1056.html

・第2回「冷凍OK!名店シェフが教える「万能トマトソース」の作り置きレシピ」はこちら>>
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