先日、楽しみにしていた映画を観に行きました。アメリカ合衆国の最高裁判事ルース・ベンダー・ギンズバーグ。御年85歳。アメリカにあった差別問題と闘ってきた、そして現在も闘い続けているスーパーウーマンを追ったドキュメンタリーです。ご本人の素晴らしさは、米倉さんが書かれているので、ぜひ、そちらをチェックしてください!


なんといっても私が注目したのは、夫・マーティンの存在。女性差別が色濃い時代に、ルースの才覚を見抜き、彼女こそが社会を変える推進力になると信じ、ナチュラルにフォロー側にまわるのです。自身も有能な弁護士であるにも関わらず、です。当時の時代背景を考えると、かなり革命的なできごとだったことでしょう。スーッと家事担当にまわってルースを献身的にサポートするマーティンの存在にとても感銘を受けてしまいました。彼が支えきったからこそ、彼女はここまでのスーパーウーマンになれたのだよな、と。

決して私は「男だって女を支えるべき!」ということが言いたいのではありません。2人だからできること、チームだからできることが必ずあって、前に立つ人だけに注目するのではなく、私たちはフォロワーシップのパワーにもきちんと目を向けた方がいいのではないか、と。リーダーシップとフォロワーシップの関係は対等であるべきで、どちらにも同等の賛辞が贈られる社会になれば、もっと円滑に進むことがたくさんありそうな気がするな、と映画を観て強く感じたわけなのです。

劇中でルースは言います、「マーティンは自分自身に満ち足りている。だから、私のサポートにまわることに何の躊躇もない」と(記憶で書いているので、だいたいのニュアンスです!)と。そして、マーティンは言います、「こんなに愛して、尊敬できる女性は彼女だけだ」と。

「自分を信じる」「他人を信じる」「自分が信頼される」は循環していきパワーを増していくだとものだと言われています。2人の愛の好循環の渦がどんどん大きくなり、やがて社会を巻き込んでいたったのだな、と。そういう信頼という名の愛の物語であった、と映画館を後にしました。

どんな心理学や哲学の本を読んでも、とどのつまりは「人を愛するには、まず自分を愛する必要がある」と書かれていることが多いように思います。でも、私たちは自分を信じきること、愛しきることが簡単なようでいて、実は一番困難だということを知っています。

その困難を感じる時には、ルースの母親が彼女に生きる指針として授けたメッセージを思い出したいと思います。

Be your own person! Be independent!
(超意訳:自分自身でいよう! まずは、何ものからも支配されない、何ものにも依存しない、自律した個になろう!)


トレーラーの中に、夫マーティンが一瞬出てきます(温厚でユーモアたっぷりな性格であることが、それだけで分かります♡)。「アメリカの偉大なるスーパーウーマンの人生を堪能するもよし、マーティンとの愛の物語として観るもよし!」のこちらの作品、オススメです!

 

今日のお品書き
今週土曜日、スタイリスト望月律子さんとともに、私と咲子が京都伊勢丹にうかがいます。14時からトークショーをおこないます。久しぶりの関西でのイベントが楽しみすぎて、今から新幹線に乗り込む前に品川駅で買うメルヘンのフルーツサンドイッチをどのフルーツにしようか悩んでいます(笑)。たくさんの方にお会いできれば嬉しいです♡ そして、京都のオススメスポットをこっそり耳打ちしてくれたら、さらに嬉しいです!!!!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

発表!6月8日(土)14時からジェイアール京都伊勢丹でミモレイベントを行います!ゲストは望月律子さんです。夏のワンピースについてのトークショーの後、オンワード5ブランドでのショッピングアドバイスも。オープンイベントですので、お誘いあわせのうえ、ふるってご参加ください。お待ちしてます!関西の読者の皆さまにお会いできるのが本当に楽しみです❣️(川良) #ミモレ #望月律子 #ワンピース #夏ドレスさえあれば大丈夫 #23区 #自由区 #icb #組曲 #ベイジ #大森編集長と咲子 #ジェイアール京都伊勢丹2階特設ステージ

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