先週末はイベントのために京都出張へ(たくさんの方にお越しいただきました。皆様とたくさんお話でき、とても楽しかったです! ありがとうございました)。その翌日、「会いたいな〜」とこのところずっと思っていた知人に連絡をとり、10年ぶりくらいに再会しました。
Sさんは、どんな企画をご一緒しても、「おもしろいものにしてやろう」という気概に溢れ、それに向かい猛進するライターさんでした。そんなある時、「もう、自分のやりたいことはやりつくしたかも」……そう言って、彼女は自分が深めたい研究テーマを掘り下げるべく、40代後半にして京都大学へ入学(と軽く書いてしまいますが、聞いたところ一般入試とも違う特色入試のハードルもとてもとても高いです!)。無事、学士を取得し、彼女は今、大学院に通っています。
息子や娘ほど年が離れたご学友が家にたくさん泊まりにきていて、まるで寮母さんのようになっているところとか。それどころか卒業した同輩たちの実家の母のような存在になっているところとか(笑)。Facebookを通し、なんとも楽しそうな(もちろん、勉学自体はとてつもなくハードそうですが)学生生活を目の当たりにし、その華麗なるライフシフトについて直接話をしたくてたまらなくなり、今回、連絡をとりました。
再会を果たし、長いこと会っていなかったことが嘘のように、そして、この空白の期間をうめるかのように、マシンガントーク。2人で国内出張した際、夜通しくだらないことばかりをしゃべりたおして、笑い転げていた10数年前の夜とこの日の午後。時空がねじれて、つながってしまったような気さえしました。
「そうだった、そうだった、Sさんは、話を聞く能力がとても高く、いつでも私が伝えたいことを瞬時に理解し、咀嚼し、それを何倍も面白い話に昇華させてくれる達人だった」と。当時から、仕事だけでなく、すべてのことに対し少し考えすぎる向きのある私の思考のコリを、思い切り朗らかに解きほぐしてくれるのです。
会話中、Sさんは私に言いました。「いろいろなことに惑うし、途中で『これって意味あるのか?』と不安になることはたくさんあるけれど、自分が決めたことを信じてやり遂げる。ある意味、自己中心的にならなくてはいけない局面が出てくるわけで。その副産物として、私の場合は研究が残るから、社会の役に立つ可能性がゼロではない。まずは、個人。それから社会。その順番でいいのではないかと最近は思えるようになってきたよ」。
そして、「考えても考えなくても結果は同じことって現実にはたくさんある。でも、考え抜いて出した答えに対して結果が出たら、そんなにおもしろいことはない。自分の中で感じることができる大きさが圧倒的に違うと思う」とも。
東京は梅雨入りしました。とかく心身ともにジメジメしてしまう時期ですが、こんな週末を過ごせたことで、心だけはカラッと晴れやかなのであります。
そして、次回は、そんな彼女にお願いをして、とある場所に連れて行ってもらったお話を。
今日のお品書き
福本さんによるメイクアップの上達法、「とめ・はね・はらい」のお習字メイク!? とってもおもしろい。たしかに、お習字と似ているかも! 意識するだけでも、メイクが洗練させること間違いなし。とくに私は「とめ」への意識が弱い気がするので、これから留意したいと思いました!
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