「普通の服が好き」パリ留学で出来上がった自分の軸【スタイリスト福田麻琴】
Makoto Fukuda /女性誌を中心に広告、CM、カタログなどで活躍。2009年にフランスへ留学。現在、1児の母。初の著書『38歳から着たい服 本当に似合うものだけ少量持つ』(すばる舎)がベストセラーに。
ベーシックなアイテムの組み合わせでありながら、どこかに女性らしさと今っぽさを感じさせるスタイリングで人気の福田麻琴さん。「異性を意識し髪を巻いていた(笑)」20代を経て、いまのスタイルになったきっかけは30歳でのパリ留学にあるのだそう。福田さんがたどり着いた“自分軸”のコーディネート術とは。
普通の服をどう組み合わせ、何を足したら今っぽくなるか
いちばん根底にあるのは、デニムとかボーダーとかチノとか、普通の服が好きだということ。普通の服をどう組み合わせ、何を足すと今っぽくなるか考えます。そこにTPOを加味。例えば、撮影なら動きやすさ、リースならたくさん歩けること、今は子どもが小さいので、一緒に過ごすときは汚れてもいいもの。よっぽどのイベントがない限りは、ラクチンで着心地もよいものにたどり着いてしまうのですが、気をつけていることがいくつかあります。「アクセサリーをつける」「シルエットを上下どちらかフィットさせる」「上質な小物を使う」など、女性らしさをどこかに忍ばせること。
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