変えるなら自分を変えるほうが、解決には近道だと思います。まず、シンプルにその人と距離を取るのが良いでしょう。その人の声が届かない場所で仕事をするなど。耳栓をしたり、上司に席替えをお願いしてみるのも良いかと思います。変わるべきは向こうなのに、と理不尽に感じるかもしれませんが、その方に使っているエネルギーは完全に無駄ですので、逃げられる限りは逃げる。これが一番の得策です。

「生まれた時からやり直せ」暴言連発のお局様に、もう我慢の限界!_img1
 

ですが、baubauさんが個人的に距離を置いても、その方による周囲への影響が大きく、仕事の結果に影響が出ているようでしたら、同僚たちと改善策を話し合う場を持っても良いと思います。ただし、いろんな人がいるのが会社というものです。「本当に不快になる」「何なの、あの人」といった愚痴や感情論は切り離し、どういった仕事への悪影響が出ていて、どうしたら改善されるか等、あくまで事実ベースで話し合いをされるようにしてください。baubauさんが「ん?」と思うような人は、他の人も同様に思っているはずなので、きっと話し合いに参加してくれることと思います。

 

私も長年仕事をしてきて、もちろんこのような困った方に出会うこともありました。ただ悪気がない人はともかく、悪気があって行動をしており、尚かつその行動が仕事の結果に悪影響を及ぼしている人は、遅かれ早かれいなくなっていました。今は大変かもしれませんが、改善策を探りつつ踏ん張っていれば、いずれ事態は良い方向に向いていくと思います。それまでは距離をとって、とにかく負のパワーに引きずり込まれないようしのいでほしいと思います。

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PROFILE
  • 土屋香里20年以上にわたり「SK−Ⅱ」のPRとして活躍。世界的化粧品ブランドに育て上げ、“伝説のPR”と呼ばれている。2018年に独立、フリーのPRコンサルタントとして活躍中。20代頃、会社が外資系企業に買収され、社内公用語がいきなり英語に変わるという経験も。日本だけでなく、グローバルのPRマネージャーとして海外にも赴任。多国籍のPRチームをまとめ、日本内外のたくさんの部下や後輩を育てた、という経験を持つ。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『FRaU』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る
 取材・文/山本奈緒子

 

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