「献立に迷いたくない!」そんな思いは、誰もが持っているのでは?
Twitterで大人気のアカウント「きょうの140字ごはん」の中の人であり、二人の子をもつワーキングマザー、寿木けいさんのごはん作りが、その参考に。
帰宅してから30分で完成できて、応用アイデアが無限に広がる「きほんの10品」があれば、毎日の家ごはんの組み立て方が楽になると言います。
今回は、寿木さんの著書『いつものごはんは、きほんの10品あればいい』から、手軽で持続可能な「きほんの10品」の内の1品、「名もなき20秒卵」のレシピとその応用アイデアを教えていただきました。

 

よく熱したフライパンに卵液を流し入れる。
あっという間に固まりたがる性質を手懐け、思い切りよく大胆にかき混ぜる。
醤油、ソース、おかか。味付けは何でも合う。
卵を何通りにも焼けたら大したものだ。

 

好みの焼き加減で
「名もなき20秒卵」の作り方


フライパンに多めに油をひき、強めの中火にかける。その間に卵をボウルに割りほぐし、砂糖と塩をひとつまみと水を小さじ1加え、白身を箸で切るようにして溶く。「もういいかな」と思ったら念押しでさらに10回溶く。じゅうぶんに熱したフライパンを強火にし、卵を一度に全部流し入れる。ジュっ!と音がする。スパチュラや木べらを使って縁を中へ折りたたむように大きく数回かき混ぜる。途中でためらって火を弱めないこと。皿に移し、おかか、ごま、醤油をかける。

写真は16 cmのフライパンに卵2個。熱々のフライパン上では、卵液はあっという間に縁から固まり始める。固まった縁をスパチュラを使って真ん中へ折りたたむようにすれば、まだレアな真ん中は周辺へ流れる。縁から真ん中、 縁から真ん中。好みのレア加減になったら皿へ。

 
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