ひと皿で食卓が華やかになるボルシチは、クリスマスはもちろんおもてなしにもピッタリ。また紫きゃべつやビーツを使うことで見た目もいっそう色鮮やかに。冬におすすめのボルシチを『2020お料理家計簿』から紹介します。
ボルシチ
ボルシチに欠かせないビーツは、ややくせのある香りがしますが、サワークリームのまろやかな酸味とよく合い、互いの色を引き立て合います。クリスマスの食卓にぴったりのごちそうです。
材料(4人分)
牛すねかたまり肉……600g
玉ねぎ……1個
にんにく……1かけ
にんじん……1本
セロリ……1本
紫きゃべつ……1/4個
ビーツ缶……1缶(425g)
トマト水煮缶(ホール)……1/2缶(200g)
A|スープ……カップ3
|ローリエ……1枚
B|酢……大さじ1
|塩……小さじ1/2
|こしょう……適量
塩・こしょう……各適量
オリーブ油……適量
サワークリーム……適量
作り方
1 牛肉は5㎝角に切り、塩、こしょうをふってもみ込む。
2 玉ねぎは薄切りにする。にんにくはみじん切りにする。
3 にんじん、セロリ、紫きゃべつ、ビーツ(缶汁はとっておく)は食べやすい大きさに切る。
4 鍋にオリーブ油を熱し、牛肉の表面を強めの中火で焼き、いったん取り出す。
5 4の鍋にオリーブ油を足し、弱火でにんにくを炒める。中火にして玉ねぎを加え、あめ色になるまで炒める。
6 5に牛肉を戻し入れ、Aを加える。煮立ったら、ふたをして、ときどきあくを除きながら1時間煮る。
7 6に3とビーツの缶汁、トマト水煮、Bを加える。ふたをしてさらに1時間煮る。
8 器に盛り、サワークリームを添える。
『2020 お料理家計簿』
著者 編集/講談社
日本一売れている料理+健康家計簿。70年目を迎える2020年版も「一生続けたい」と長年愛用しているファンの期待を裏切らない内容で刊行します。豪華人気料理家陣によるレシピと献立例は、毎日のごはん作りに重宝。健康・経済・暮らしまわりの豆知識なども、より充実した内容となっています。例年通り、付録に「レシピ付きカレンダー」と「お料理下敷き」つき。70周年の記念の今年は美智子さまのポストカードもついています。
『2020 お料理家計簿』のほか、料理、ファッション、ダイエット・美容など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>
出典元:https://kurashinohon.jp/1152.html
第1回「ふんわり食感がおいしい「肉団子とブロッコリーのスープ鍋」のレシピ」はこちら>>
第3回「冷凍パイシートを使ってかんたん! いちごのミルフィーユ」は12月11日公開予定です。
結城寿美江(ゆうき・すみえ)
料理家・フードコーディネーター・フードスタイリスト。エコールキュリネール国立製菓カレッジ卒業後、有名菓子店で修業。その後、料理家・川上文代氏に師事する。簡単なふだんのおかずから、本格料理まで得意のジャンルが幅広いと評判。雑誌等でも活躍中。著書に『おいしい朝ごはん』『リッチスープ』(エイ出版)などがある。