働き世代の親ともなれば、さまざまな病気の兆候が見られてもおかしくない年代かもしれません。いま現在、介護をされている方も少なくないでしょう。
そんな我々が読んでおきたい漫画『連載を打ち切られた実家暮らしアラサー漫画家の親が病で倒れるとこうなる』が12月16日に発売されます。

主人公は、連載漫画が打ち切りになってしまったアラサー男性漫画家キダニエルさん。しかし実家暮らしのためそこまで焦ることもなく、還暦間近の両親と仲良く暮らしています。
そんななか、いつも元気な母の調子が思わしくありません。日傘の重みにも身体が負けてしまうほど、疲れているようなのです。
そして母の採血結果の数値がおかしいと病院に呼びされたことから物語は始まります。

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タイトルにあった「親の病」とは、急性白血病のことでした。
大病を前にしたとき、人はどのような感情になるのかが非常にリアルで、病気がわかった本人であるお母さんは、「夢みたいで信じられへん」と何度も言っていました。

 

それでも日常は続くわけで、父や弟、叔母も交えて家族総出の闘病生活がはじまっていきます。家族は悲しみにくれる暇もなく、治療と日常が滞りなく行えるよう、力を合わせていくさまが描かれていました。

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その後、家族は大きな決断をすることになるのですが……。まずは一話からぜひ読んでみてください。
そもそも白血病に限らず、いつ誰が病気になるかはわかりません。そんなとき、キダニエルさん一家のように支えあえる家族でありたいなと改めて思いました。

試し読みをぜひチェック!
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『連載を打ち切られた実家暮らしアラサー漫画家の親が病で倒れるとこうなる』
著者:キダニエル(講談社/税込1320円)
※1、2巻同時発売

漫画家キダニエルの母が突如「白血病」と診断された。その闘病の様子をTwitterで発信したことから誕生した実録ルポ。



 

構成/小泉なつみ