いつ見ても元気な人がいる一方で、たびたび体調を崩しては会社や学校を休む人も。一体この差は何なのでしょうか……?

池袋大谷クリニック院長の大谷義夫先生は、間違いなく“いつ見ても元気な人”でしょう。というのも大谷先生は「科学的に正しい体調管理」をひたすら実行し、30年以上病気知らずで診察にあたっているからです。

そこで大谷先生の著書『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』から、エビデンスに基づく大谷先生の体調管理法を特別公開!特に、出勤時間中にできるものにフォーカスして5つご紹介します。


① 出勤中は「病原体」に注意!

 

「家を出てから職場に着くまで、最も注意していることは『余計な病原体をもらわない』ということです。
例えば、エレベーターのボタンを押すならば、指先を使わず、指を曲げて第二関節で押します。第二関節にウイルスがつくかもしれませんが、指先に比べれば、顔を触る確率はぐっと少なくなります。そのエレベーターのボタンも、みんなが触っている真ん中あたりはウイルスがたっぷり付着しているかもしれません。少しでも感染リスクを減らすためには、みんながあまり触れていない、ボタンの端のほうを押すようにしています。
ドアノブも同じです。指先で触れないよう、例えば手のひらなどを使って触れます。肘を使ってもいいでしょう」

指先にウイルスをつけないよう、指を曲げて 第二関節でボタンの端のほうを押す
ドアノブを開けるときは、手のひらや肘を使って

と語る大谷先生は、「顔に触れない」ことも大切だと力説。顔に触ることで風邪やインフルエンザの接触感染につながることが明らかになっているそうなので、そういった点でマスクの装着は効果を発揮してくれそうです。

 

また、乗車位置にもひと工夫。電車がそこまで混んでいなければ、なるべく人の少ない場所で立っているようにしましょう。飛沫感染の予防と同時に、軽い運動にもなるのでおすすめとのことです!