アプリで管理するのも最初は不安でしたが、慣れれば大丈夫。むしろ支店がないことで諦めがつくので、「銀行に行かなきゃ」というストレスがありません。わからないことは電話相談で解決しました。その電話番号が、なかなか見つからなかったのですが…。
インタビューで伺った通り、ソニー銀行は海外で利用するときに使っています。
ニューヨーク出張が控えていたので、そのタイミングで急いで作りましたが、大正解でした。ソニー銀行のキャッシュカードを、VISAデビットカードとして買い物や食事、地下鉄のチケット代の支払いに使いましたが、本当に便利で。現金は持たなくていいし、両替の手間もいらないし、なにより手数料がとにかく安い。
うちの父は海外旅行ではいつも空港で両替しているのですが、ちょうど一緒に香港に旅行に行った時に両替のレートを聞いてみたら、「ソニー銀行のデビットカードを使えば、同じものを買うにしても1割以上お得なのでは?レートと手数料でこんなに違うんですね」と思ったほどでした。
もう、友人にも「海外なら絶対ソニー銀行がいいよ」とすすめています。
西山:私も海外に行くときは、ソニー銀行のカードはマストです(笑)。現金を外貨に両替すると余ったときに困るけど、カードなら必要な分だけ使えるのもいいですよね。
片岡:といいつつ……デビットカードってクレジットカードとどう違うんですか(笑)。
西山:……という方でもスムーズに使える便利なカードなんですが(笑)、デビットカードは、支払ったら即時で銀行から引きおとされる仕組みなんです。クレジットカードはタイムラグがあって、翌月などに他の買い物とまとめて一括で引きおとされますよね。でも、デビットカードは買い物の都度。基本的に口座残高を上限として使えます。ですから、デビットカードをつくるときは、クレジットカードのように審査がないんですよね。
片岡:確かに!審査はありませんでした。デビットカードは、自分が持っているお金以上の買い物ができないから、いらないんですね。あと、カードで支払いをしたら、その都度いくら使ったか、メールが届きますよね。それも使いすぎを防いでくれます。
西山:私は日本で普通の買い物でも、よくデビットカードを使っています。クレジットカードを使うときよりも、デビットカードの方が「残高が減る」というイメージがありありと浮かぶので、現金を使う感覚に似ているなあと思います。
片岡:もう一つ口座を開いたのが、ジャパンネット銀行です。インタビューで伺って「すごいな」、と思ったのが、4つの口座番号を発行できるサービス。今、個人情報の流出とかよくニュースになっていて心配ですよね…。そんな不安を解消してくれる、画期的なサービスだなと。
西山:ジャパンネット銀行の「JNBカードレスVisaデビット」ですね。4種類のカード番号が発行できて、どの番号を使うか自分で選べるサービス。
片岡:私は、地方の小さなお店の味噌の取り寄せとか、AmazonやZARAなんかの買い物では、ジャパンネット銀行のデビットカードを使って、番号をときどき変えています。ネットショッピングのセキュリティが気になっていたので、そのストレスがなくなりました。
万一カード番号が流出しても、番号をいつでも変更できるので。
西山:クレジットカード1つをすべての買い物で使っていると、万一番号が流出したら怖いし、その後の手続きがものすごく大変。
片岡:本当にそう。思いきって一歩踏み出してよかったです。金融業界のテクノロジーというか、サービスって本当に進化しているんですね。うまく利用すればこんなに便利でお得で、日々のストレスも解消する、だなんて知りませんでした。
今はメガバンクとネット銀行の両方を使いながら、いい形でやりくりできています。
ぜひ、皆さんにもインタビュー記事を参考にしてもらいたいです!
次回は、ネット銀行を増やしたことで、家計管理にも大きく改善がみられたリアルレポートをお届けします!
構成/片岡千晶(編集部)
前回記事「お金のプロがしている「医療費控除」「ふるさと納税」の確定申告をスムーズにするコツ」はこちら>>
- 1
- 2
Comment