食事の支度は毎日のこと。作ることそのものより、毎日違う献立を考えるのが面倒! という方も多いのではないでしょうか。そこで、「メニューは素材から発想するのがいちばん」と話す料理家の城川朝さんに、牛肉ならこれ! というおすすめの一品を教えてもらいました。これからの時期に美味しくなるスナップえんどうの食感も味のポイント。オイスターソースを使った濃いめの味付けでごはんとの相性も抜群です!

 

 

 材料(4人分)
※大人2人+子ども2人を想定しているため、通常の4人分よりもやや少なめです。

焼き肉用牛肉(5㎜厚さ)⋯⋯200g
スナップえんどう⋯⋯200g
春雨(熱湯につけてもどす)⋯⋯50g
にんにく(薄切り)⋯⋯1かけ

A
しょうゆ⋯⋯小さじ½
酒⋯⋯小さじ1
片栗粉⋯⋯小さじ1

B
しょうゆ⋯⋯大さじ1~1½
オイスターソース⋯⋯大さじ1½
砂糖⋯⋯小さじ1/2
こしょう⋯⋯少々
水⋯⋯カップ1/3

サラダ油⋯⋯大さじ1½
ごま油⋯⋯小さじ2


 作り方 

1 スナップえんどうは筋を除き、塩少々(分量外)を入れた熱湯で約1分ゆでる。冷水にとって冷まし、ざるに上げる。

スナップえんどうはカーブの側を手前にして持ち、先端に包丁を入れ、筋を引く。下までいったら再び先端を切り、同じように反対側の筋を引く。

2 春雨は水けをきり、食べやすい長さに切る。

3 牛肉はAをもみ込み、片栗粉をまぶす。

4 フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、にんにくを炒め、香りがたったら3の牛肉を加え、肉の色が変わったら一度取り出す。

5 フライパンに残りのサラダ油を足して2の春雨を炒め、Bを加え、汁けが½量になるまで炒め煮にする。

6 4の牛肉を戻し入れ、1のスナップえんどうを加えて手早く炒める。ごま油を回し入れて混ぜる。

 

城川 朝(シロカワ アサ)

外資系航空会社のキャビンアテンダントを経て、結婚後、10年以上にも及ぶアメリカ生活で、かねてからの趣味だった料理を本格的に学ぶ。現地では、スクールの講師として教えるまでに研鑽を積み、帰国後、東京・西荻窪で料理とお菓子の教室を主宰。テレビ番組や著書、キッチンツール開発まで活躍の場を広げる。ふたりの娘は、それぞれ家庭を持ちながら仕事でも活躍。その多忙ぶりを目の当たりにし、忙しいなかで食事作りをする人へのエールになればと本書の企画がスタートした。おいしさと作りやすさの両立を目指して試作を重ね、作り続けてきたレシピにも新たな工夫とアイディアを盛り込んだ。著書に『夫婦ふたりのシニアごはん』『ラクしておいしい あつまりごはん』(ともに講談社)、『もっと野菜が食べたいから まずはゆでる!』『冷凍できる晩ごはん』(ともにNHK出版)などがある。

 

『忙しい人の家族ごはん』
著者 城川 朝  講談社 ¥1430(税込)

忙しい人に伝えたいのは、食事はシンプルがいちばんということ。もし時間がなくて行きづまっているなら、急ぐテクニックを駆使するより、メニュー自体をシンプルにすることです。そして、同じ料理を繰り返し作ること。レシピを見ずにその料理を作れたら、それがいちばんの「時短」になります。思いたったら迷わず作れる主菜が10品もあれば十分。わが家の味といえる料理があれば、食事作りは格段にラクになります。多忙な子育て時代を過ごしたベテラン主婦が、40年間徹底的に検証し、実践したゆとりを生む時短術とベストレシピ!

『忙しい人の家族ごはん』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>

撮影/鈴木雅也
構成/生活文化チーム

出典元:https://kurashinohon.jp/1190.html

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