POINT②
衿元はただボタンを開けるのではなく、空間を作って抜けを演出

 

望月 袖のロールアップと一緒で衿を開けるときも立体感が出るように、首と衿の間に空間を作ってあげるといいんです。そして立てた衿をちょっとだけ手で握って動きをつけると自然な空間ができますよ。

 

麻耶 衿をきゅっと握って動きをつける! 目から鱗が落ちました。こうやってニュアンスってつけるんですね。あと肩にかけたニットも、片側に寄せていて、それも発見でした。わりと厚手のニットにされていたのはなぜなんですか?

望月 絶対に厚手がいい、というわけではないのですが、厚手のほうがニュアンスがつけやすいんです。薄手だとどうしてもペタッとしてしまうのですが、地厚なニットはドレープ感が作りやすい。畝ができて陰影つくので、重く見えません。

麻耶 そういうことだったんですね。とても勉強になりました。

【襟のヌケ感の作り方の動画はこちら】

【ニットのこなれた巻き方の動画はこちら】

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たったひとつのコーディネートの中に、いろいろなテクニックが満載でしたね。次回はトレンチコートを使って、”テイストMIX”について考えていきます。

【ショップリスト】
アビステ tel. 03-3401-7124
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エスケーパーズオンライン tel. 03-5364-9945
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撮影/須藤敬一
スタイリスト/望月律子(KIND)
ヘア&メイク/重見幸江(gem)
構成・文/幸山梨奈

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