本日(4月21日)、シャープ製のマスクが発売となりました。が、アクセスが殺到。シャープのサイトには、アクセスが難しくなっていることについて、お詫び文が掲出されました。このマスクは政府の緊急要請を受けて、シャープが製造に乗り出したものでした。一方で、「アベノマスク」とも呼ばれる、布マスクの配布が始まっています。
いまだ十分な販売量がなく、購入が難しいマスク。おそらくはその発明以来、今が最も注目を集めているといえるでしょう。
以前に比べて、販売価格も高くなっているマスクですが、実は、ただ着けていればいいというわけではありません。使い方によっては、逆効果になってしまうことも。
そんな現代マスクの基礎知識について、新型コロナウイルス感染症と向き合っている医師に解説してもらいました。布マスクならではのこともあるのです。
過去の記事と合わせてご覧いただき、新型コロナウイルス対策にお役立てください。
【コロナかなと思ったら?の疑問に医師が回答】家庭や職場で体調が悪い人が出たら、どうすればいいのか?>>
そろそろ布マスクがお手元に届いた方もいらっしゃるかもしれません。この布マスクの配布には、大きな批判があったことも事実です。しかし、せっかく政府がお金をかけて配布したものです。必ず意図があったはずです。その意図をしっかり汲み取り、正しく使うことが、身の回りの方を助け、医療従事者を助け、国全体の手助けにもつながります。
本記事では、この布マスクの正しい使い方、そして使う意義をイラストとともにまとめていきたいと思います。
アメリカでも布マスクが推奨されている
まずは、各公的機関がマスクに関して今何を推奨しているかを整理しておきましょう。
日本の厚生労働省は、公式ウェブサイトで「やむを得ず外出する場合には、マスクを着用していただくようお願いします。」と書いています。不要不急の外出を避けるという前提の下、出かけるときにはマスクの着用を、という推奨になっています。
一方、米国C D C(疾病予防管理センター)は、これまで無症状の方はマスクを装着しないように推奨をしていましたが、無症状の方からも感染が広がるリスクが判明したことなどから、「止むを得ず人と接する時には布マスクを装着するべき」と推奨をしています。ただし、医療従事者用のサージカルマスクやN95マスクは使わないよう注意も呼びかけており、あくまで布マスクを使うよう推奨していることにも注意してください。
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