家事や仕事を一生懸命頑張っているのに、労いの言葉もなければむしろ「できていない」というようなことを言われてしまった……。そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。家族問題についても詳しい終活ジャーナリストの金子稚子さんが、そんなときの心の持ち様についてアドバイスをくださいました。
 

 

ゆうまなさんからの質問

Q. 心ない言葉をぶつけてくる夫に気持ちが切れてしまいました。


最近、主人が腰を悪くし、しばらく家で食事制限や入浴の手伝いをしてきました。入院するまでできるだけ不便のないようにと部屋に朝昼ご飯を持っていき、仕事に出かけ、帰ってからは入浴の手伝いをしてきました。もちろん子供も2人いるので、育児も毎日やってきました。家で過ごした2週間後に船で本土の病院まで行き、先日手術をしたのですが、痛さのあまり何かと当たられることが多く、私は介護の仕事をしてるだけに「分からんのか!」みたいな感じに言われました。

本人もしんどいのだからと思い、嫌な顔は見せず本当は泣きたい気持ちも我慢して、体の向きを変えたりマッサージをしたりしてきました。朝早くから夕方まで。自分がいられる時間は、なるべく看護師さんに手伝ってもらわずに。でも私が帰る日に、「歯ブラシのコップが汚い。洗ってないやろ」と言われて、「病院にそのまま置いてるからホコリがかぶった」と伝えても、「洗ってない」と言われ、その時私の中の何かが切れてしまい、その場を離れて泣いてしまいました。今は、本土の病院にいる主人に連絡を取ってません。何と言っていいのか分からず困っています。自分もまだ大人になりきれてないのでしょうか?(35歳)
 

A. 夫婦といえど、自身の足で立ってもらうための線引きは必要です。


ご主人の看病をし、2人の子育てをして、しかも介護のお仕事もされているとのこと。それでも「頑張っている」と言ってくれる人はいないのですね。ならば僭越ですが、私が褒めて差し上げられたらと思います。ゆうまなさんは、本当によく頑張っていらっしゃいますね。

ただ気になったのは、「なるべく看護師さんに手伝ってもらわず」というひとことです。その頑張りはしなくていい、とお伝えさせていただきたい。ご主人が完全看護のところに入院されているなら、それは看護師の仕事ですから、無理に頑張らずお願いしてください。ゆうまなさんは介護のお仕事をしていてその知識があるために、看護師にお任せするのが申し訳ないと思うのかもしれません。でも知識がなければ自分ではできないことですので、当たり前にお任せしていると思うのですよ。

 
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