ミモレでおなじみのフォトグラファーの目黒智子さんは韓国ドラマ通。韓国人フォトグラファーの師匠のもと勉強していたため、韓国文化にもなじみがあり、写真を始める以前はなんと芸能事務所でマネージャーをしていたというだけあって、俳優やモデルの審美眼も抜群! そんな目黒さんの視点で、おすすめの韓国ラブコメを紹介していただきます。

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韓国ドラマや韓国アイドルのファンがよく使う「オッパ」という言葉、耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか。実のお兄さん、そしてお兄さんのように親しく思う年上男性を、年下女性が呼ぶときの言葉です。逆に年下男性が年上女性を呼ぶときは「ヌナ(姉さん)」と言います。最近ではこの「ヌナ」と年下男性の恋愛ドラマが人気を博し、しかも名作揃い! なかでも特におすすめの胸キュンドラマを2作品ご紹介します。
 

モテ男子なのに初恋の人の前では健気すぎる年下の彼にきゅん!
「ロマンスは別冊付録」

 

あらすじ:異例の若さで出版社の編集長に就任し、かつ容姿端麗、人気作家でもあるウノ。元有名コピーライターでありながら結婚、出産でキャリアが途切れてしまった主婦のダニ。ふたりはあることがきっかけで幼少期をともに過ごし、ウノはダニにずっと片想いしてきました。でもダニは他の男性と結婚、そして離婚。就職難で再就職もままならず、貯金も住むところもなくなってしまい、ウノの家に居候することに…。

 


情緒あるアニメーション、そしてダニの美しいウェディングのシーンから始まるこのドラマ。しっとり王道恋愛ドラマ系・・・と思いきや、結婚式で新郎はコミカルに踊りだし、ダニのアルバイト先では突如ミュージカルが始まる、意外な展開。この独特のコメディタッチ(私は嫌いじゃありません…笑)によって物語に一貫して流れる、このネアカな空気は、紆余曲折あるストーリーのなかでユーモアを添えてくれます。

ウノの出版社にダニが契約社員として入ることで恋も人生も動いていきます。出版社が舞台ということもあり、本を創る人たちの情熱や苦労も垣間見られたりして、ミモレ編集部の方々もこんなふうにお仕事してこられたのかしら、なんて思いを馳せてみたりも♡

そしてこのドラマの最大の見どころは、健気な年下男性ウノ! 波乱に満ちた人生を懸命に生きるダニを、優しく、あたたかい春風のように包み込み、さりげなく守っていきます。

長年片想いしているウノは、いざというときに自分を頼ってくれるダニとの関係を大事にするあまり、ひたすらそばに寄り添います。想いが募ったときも、夏目漱石の「月が綺麗ですね」になぞらえて、こっそり愛を伝えようとしてみたり(ほんとうに健気…)。モテモテでそこそこ恋愛も経験してきているのに、ずっと心に秘めてきた初恋にはどこまでも純愛。そんなウノに、もどかしくも「がんばれ!」「もうひと押し!」と応援したくなってしまいます。


ちなみにダニを演じるのは、ウォンビンさん(“冬ソナ”から始まった韓流ブームのときに、ヨン様と並んで韓流四天王と呼ばれていたひとり)の奥さまで、久々にドラマ復帰したイ・ナヨンさん。ずっと変わらずチャーミングですね〜。キレイめからラフなカジュアルまで、何でも着こなすダニのファッションも注目です!ウノは数々のヒットドラマを持つ人気俳優のイ・ジョンソクさんが演じています。常にダニを思いやり、優しい笑顔で覗き込むウノがなんともハマり役です。

主人公たちの周りの登場人物たちも魅力的な人たちばかり。仕事やプライベート、人生いろんなことに見舞われながら前向きに明るく生きる人たちの姿は、ホロっとさせられたり、クスっとさせられたり。サイドストーリーも含め、とにかく丁寧なつくりで、どんどん物語に引き込まれていきます。私は3話めくらいからもう止まりませんでした(笑)。ハートフルなラブコメ好きな方に、是非!!

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