もはやパリ名物とも言えるえげつない落書き!消しても翌日には現れる、警察とアーティストのいたちごっこ。ご苦労様ですっ。不可解な文字やデッサンには色々なコードが隠されており、それぞれに意味があるんだとか。

パリジェンヌ達に意外と人気なアイテムはサロペット。どうかすると野暮ったくなるアイテムだが、大人びた彼女達が身に着けると、妙な色気さえ出てくるから不思議だ。ショッピングをしていても、色んな店で見かけるから、安定した需要があるのだろう。あれ?そういえば、私も持っていなかったっけ、随分昔に買ったやつ。

 

極細コーデュロイの黒。ボタンや金具はシルバーで、ブランドのロゴがさりげなく刻印されているという拘り。胸当ての部分が幅広く取ってあり、ワイドなシルエットのボトムに繋がる。ポッケもあっちこっちにいっぱいくっ付いている、それこそ作業着そのまんまの、オーソドックスな作りがシンプルで、随分と気に入っていたじゃないの。

ドゥファミリィが好きだったミモレッタさん手を挙げて~(は~い!)。シーズン毎に変わるビニール製のショッパーや、フランス製のノベルティが可愛くて、それを手に入れる為にお小遣いを注ぎ込んだものです。カタログに若かりしケイト・モスを起用したりと、なかなか拘りのあるメゾンでしたなぁ。

愛しのドゥファミリィのサロペットは、三十年近く経った今でも、ひとつも色褪せていない。驚くべきは生地のクオリティだ。コーデュロイが全く潰れずに劣化していない。ブラシを優しく掛けてあげたら、途端に息を吹き返し、つい最近手に入れたかの様に輝きだした。

外出制限解除後に、やっとネイルサロンに行けた時の喜び♡ 爪が伸びに伸びて、家ではカットしか出来なかったから、ほぼフレンチネイル状態になっていました。

サロペットやコンビネゾン、カーゴパンツに代表される、元々は無骨な作業着として生まれたアイテムが好きだ。コスプレ感覚とも言える面白さが加わって、遊び心が味わえるし、機能的に作られているから、便利で快適だというのは言うまでもない。

リネン素材で繊細なレースが施されているキャミソールを合わせて。こちらも二十年位前のイエナ。婦人になった今は、ヴェルメイユパーイエナの方がしっくりくるかな。
足元には「今日のコーデ」で何度も登場している、ミッシェル・ヴィヴィアンのサンダルを合わせて抜け感を出す。オープントゥで、足の指とペディキュアの赤が見えるところに意味がある。

着崩して、うなじや手首、くるぶしを見せる。繊細なレースや華奢なヒールを身に着けて、コケットをひと匙、いや、たったひとつまみ投入しただけでも、それが何倍もの効果を生み、女性らしさが普段よりも全面に出る、というマジカルな所も良い。

人が集まって来ちゃったので退散!ごめんなさいね~、見世物じゃないんでね~。

おまけに言うと、サロペットには、コロナ太りのお腹まわりを、しっかりとカモフラージュしてくれるという賢さも持ち合わせているのである。自粛中の新発見!ワンマイルウェアにもってこいの最強アイテムはサロペットに決定!

サロペット#ドゥファミリィ
キャミソール#イエナ
ピアス・リング#ブリジット・タナカ
ブレスレット#ハム

前回記事「外出制限の緩和後、パリジェンヌが最初に手にしたワンピースとは?」はこちら>>

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