美男子時代到来の予感?

ドラマ「私たちはどうかしている」より©NTV

編集N 横浜流星はこのドラマをきっかけに、めちゃくちゃキそうですね。

 

山本 視聴率はイマイチなんだけど、『私たちはどうかしている』や『横浜流星』がTwitterのトレンド入りしたり、コメントも総じて好意的だし、視聴率を左右しない世代にウケている気がします。

編集N 彼の人気が中高年層にも広がってくると社会現象になるんですけどねえ。

山本 たしかに。ピーク時のキムタクは、60歳近かった私の母ですらキムタク出演のドラマを録画して見ていたわ。「だってキムタク、綺麗なんだもん」て。

編集N 当時のキムタクと張り合える人は、後にも先にも出ないですよ。

山本 あの人気はもはや石原裕次郎とか、そういう次元だったからね。でもそれでちょっと思ったんだけど、横浜流星は久々に出てきた石原裕次郎の流れを汲む存在かもしれない。どこか「大人は分かってくれない」的な、鬱屈しているんだけどエネルギッシュな目が魅力的なところが。もう少し分かりやすいところで言うと、10代の反抗の象徴的存在・尾崎豊とか、『理由なき反抗』のジェームズ・ディーンとか、そっち系じゃない? だから母性をくすぐられて、どハマりする人が続出しているのかもしれない。

編集N 尾崎! 盗んだバイクで走り出す! たしかにここ最近はゆるかわ系とかあざとい系みたいな男子が人気でしたけど、そろそろみんな、ちゃんとした美男子が見たくなってるのかもしれませんね。そう考えると横浜流星はこれからめちゃくちゃキますよ。二回言いますけど。

山本 吉沢亮や新真剣佑の人気を見ると、美男子時代の到来はたしかにあるかもですね。

編集N 横浜流星って実は身長だってそんなに高いわけじゃないし、正直、演技がめちゃくちゃ上手いかといったらまだまだだと思うんですけど、もうどうでもいいです。

山本 今の彼の勢いを前に、そんなのは些末なことよ!

編集N 空手世界一でアクションもできて、和服も似合うから、時代劇をやってほしいわ~。『御家人斬九郎』とか。いやでも、『花より男子』の花沢類とか、『スラムダンク』の流川楓とかもいいなあ。ちょっと俺様的なクセのある役が合いそう。

山本 まさに少女漫画実写化のキングですな!

編集N 今、絶対いろんなオファーが殺到してますよ。

山本 だね。間違いない。

編集N はあ~、横浜流星の魅力についていっぱい語り合いましたね。今日は彼が夢に出てくることを期待して寝ます。

山本 よく寝られそう!(笑)
 

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<ドラマ紹介>
日本テレビ系『私たちはどうかしている』
毎週水曜22:00~

 

原作は講談社「BE・LOVE」で連載中、累計発行部数 200 万部超の『私たちはどうかしている』(安藤なつみ著、既刊 12 巻) 。 浜辺美波さん演じる可憐で才能にあふれる和菓子職人、花岡七桜(はなおか・なお)と、横浜流星さん演じる創業 400 年の老舗和菓子屋のクールな跡取り息子、高月椿(たかつき・つばき) が、15 年前に起こった和菓子屋「光月庵」主人の殺害事件を巡り、過酷な運命に翻弄されながらも、強く惹かれ合う物語です。

原作:安藤なつみ『私たちはどうかしている』(講談社『BE・LOVE』連載)
出演:浜辺美波 横浜流星 高杉真宙 岸井ゆきの 和田聰宏 岡部たかし 前原滉 草野大成 / 山崎育三郎 須藤理彩 / 中村ゆり 鈴木伸之 / 佐野史郎 観月ありさ

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文/山本奈緒子 構成/藤本容子


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著者一覧
 

映画ライター 細谷 美香
1972年生まれ。情報誌の編集者を経て、フリーライターに。『Marisol』(集英社)『大人のおしゃれ手帖』(宝島社)をはじめとする女性誌や毎日新聞などを中心に、映画紹介やインタビューを担当しています。

文筆家 長谷川 町蔵
1968年生まれ。東京都町田市出身。アメリカの映画や音楽の紹介、小説執筆まで色々やっているライター。著書に『サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画』(洋泉社)、『聴くシネマ×観るロック』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、共著に『ヤング・アダルトU.S.A.』(DU BOOKS)、『文化系のためのヒップホップ入門12』(アルテスパブリッシング)など。

ライター 横川 良明
1983年生まれ。大阪府出身。テレビドラマから映画、演劇までエンタメに関するインタビュー、コラムを幅広く手がける。男性俳優インタビュー集『役者たちの現在地』が発売中。twitter:@fudge_2002

メディアジャーナリスト 長谷川 朋子
1975年生まれ。国内外のドラマ、バラエティー、ドキュメンタリー番組制作事情を解説する記事多数執筆。カンヌのテレビ見本市に年2回10年ほど足しげく通いつつ、ふだんは猫と娘とひっそり暮らしてます。

ライター 須永 貴子
2019年の年女。群馬で生まれ育ち、大学進学を機に上京。いくつかの職を転々とした後にライターとなり、俳優、アイドル、芸人、スタッフなどへのインタビューや作品レビューなどを執筆して早20年。近年はホラーやミステリー、サスペンスを偏愛する傾向にあり。

ライター 西澤 千央
1976年生まれ。文春オンライン、Quick Japan、日刊サイゾーなどで執筆。ベイスターズとビールとねこがすき。

ライター・編集者 小泉なつみ
1983年生まれ、東京都出身。TV番組制作会社、映画系出版社を経てフリーランス。好きな言葉は「タイムセール」「生(ビール)」。18年に大腸がん発見&共存中。

ライター 木俣 冬
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ライター 渥美 志保
TVドラマ脚本家を経てライターへ。女性誌、男性誌、週刊誌、カルチャー誌など一般誌、企業広報誌などで、映画を中心にカルチャー全般のインタビュー、ライティングを手がける。yahoo! オーサー、コスモポリタン日本版、withオンラインなど、ネット媒体の連載多数。食べること読むこと観ること、歴史と社会学、いろんなところで頑張る女性たちとイケメンの筋肉が好き。寄稿中の連載は、
「yahoo!ニュース」『アツミシホのイケメンシネマ』
「COSMOPOLITAN」日本版『女子の悶々』
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ライター 山本奈緒子
1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『FRaU』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。

 
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