ファッション業界では珍しいぽっちゃり体型のエディターが、自らの体を実験台にすっきり見えるコーディネートを考える企画。今回は、この秋に向けてZARAで購入したばかりのスカートの選び方と着こなし方で、より着膨れして見えないために気をつけたことを紹介します。平日も休日も、自宅以外ではほぼマスク姿なので、withマスクで着てみました。

 

【ユニクロ着回し】ぽっちゃりエディターのきちんと仕事コーデ3選>>


流行りのロング丈のスカートをはくときに
ぽっちゃりエディターが
絶対にやらない3つのこと


スカートよりパンツの方がメリハリのあるシルエットをつくりやすいため、着こなしのほとんどがパンツなのですが、夏の終わりに無性にスカートがはきたくなり、ZARAで3枚購入してしまいました。太っている私がスカートを選ぶときやコーディネートを考えるときに気をつけたことです。


① ハリのある素材のAラインスカートを選ばない


太っていると体型にメリハリがないので、直線的なラインを作りにくいAラインのスカートはなるべく避けていました。上半身の肉感でドーン、裾にボリュームのあるスカートでドーンと、雪だるまのような体型に見えてしまうんです(汗)。だから、スカートをはくならAラインよりもシャープなIラインのタイトスカートを選ぶ。これが私の鉄則。ですが、マキシスカートの流行でどうしてもAラインのスカートがはきたくて……。

いろんなスカートを試して気づいたのは、素材にハリがあって、言葉通りAラインに裾広がりになるタイプを選ばないこと。サテン調など、素材が柔らかいと裾の広がりが控えめになるので、タイトスカートに近い感じではけます。また、体の中で唯一細めな足首が隠れないように、マキシ丈は避けるのも大事なポイントだと感じます。


② トップスはスカートにインしない

 

ファッション誌を見ると、ロング丈のスカートにトップスをタックインしている着こなしをよくみます。ですが、ぽっこりお腹とボリュームのあるヒップは隠したい……。だから、トップスをスカートにインしないことにしました。
スタイリストさんに聞いた話では、以前はなんでもかんでもトップスをインする着こなしが流行っていたけれど、最近はバランス次第であえて裾を出すことも増えてきたとのこと。おしゃれとしてトップスをインしないでよい流れはとってもうれしい!
裾がブラウジングできるようになっていたり、裾の長さに前後差があったりと、裾を出していてもバランスが悪く見えないようなトップスを選ぶようにしています。


③ 全身を1色でまとめない

 

少しでも体型をすっきり見せられ、コーディネートも簡単な、全身を1色でまとめる着こなしって便利ですよね。たとえば少しゆとりのあるシャツに細身のスティックパンツを合わせるスタイルなら、洋服のシルエットですでにメリハリがあるので、全身を1色でまとめてもOK。でも、脚のラインが隠れてしまうスカートの場合、全身を1色でまとめると、メリハリがなくもたついて見えてしまうんです。たとえば全身黒なら、大きな黒のかたまり感が出てしまって余計に体が大きく見えます。全身が淡い色ならぼやけて膨張して着太りしてしまいます。

そのため、全身を1色ではまとめず、コントラストの効いた配色にするようにしています。後ほどコーディネートで紹介しますが、たとえば、ブラウン×白や白×黒などです。1色にしたい場合は、インに真っ白のTシャツを着て、アクセントを効かせるようにしています。

では、ここから3つのルールを活用したコーディネートを実例で紹介したいと思います。

 
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