「シルバーヘアを続けていこう」という力みはない

 

シルバーヘアに限らず、“自然とは何か”ということに常に目を向けられてきた弥生さん。今後は、どのようにヘア、そして美容と向き合っていこうと考えられているのでしょう?

 

「もともと自然に生きてきたタイプなので、年齢というのはあまり意識したことがないんです。今後もきっと自分らしくいられることを大切にしながら、流れに身を任せて生きていくと思います。

シルバーヘアも然りで、『これでずっといこう』というような力も入っていなくて。
ただ、もともとシルバーヘアにしてみたいなと思って始めたことなので、しばらくはこのままでいこうと思っています。

ただ、染めなくていいというところではラクなんですけど、お手入れはけっこう大変なんです。黒髪よりもタンパク質が失われていますから、日々頭皮マッサージをしたり、しっかりトリートメントしてからブローしたりしないと縮れやすくなってしまうから。
とくに家のシャワー以外で洗ったときなど、カルキのバランスなどが違うから注意が必要。

あと、夏は黒髪と違って太陽の日差しの影響をもろに受けるので、色も黄味がかる。そういったダメージをこまめに防がなければいけない大変さはありますけど、やっぱり自然の色って美しいなあと思うことのほうが強くて。
ドライヤーで乾かしている時、髪色のグラデーションがよく分かるんですね。濃いシルバー、薄いシルバー……と何色もあって、それが何とも美しいなあと愛しく感じるので、これからもシルバーヘアを楽しんでいきたいですね」


次回は高齢出産のこと、またリモートライフやナチュラルな食スタイルなど詳しく伺いました。時代を先取りしたライフスタイルを送ってこられた弥生さん、その先見の明が生まれた背景とは……!?
 

取材・文/山本奈緒子
構成/片岡千晶


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