「トップス」は着方のビジョンでサイズを選ぶ!
そしてここからは発田さんが婦人たちに最も伝えたかったサイズ感の話に。当日着ていたセントジェームスのボーダーカットソーやニットを例に、サイズ感の選び方を教えてくれました。
「トップスは『着られる(入る)サイズ』ではなく、『着たいイメージのサイズ』を選ぶことが大切。可愛く着たいのか、きりっと着たいのか。シーンでいうなら、仕事で着たいのか、お休みの日にリラックスして着たいのか。それによって選ぶサイズ感は違ってきますよね。仕事服ならずるっとしていないほうがいいし、リラックスしたいならタイトなものよりはゆとりがあるほうが心地いいですよね」
発田さんが手に持っているのは、セントジェームスの定番トップス。しっかり地厚な生地でハリっとしたタイプです。「こちらはコンパクトにきゅっと着るイメージ。お店の方が洗うと縮むと教えてくれたので、それも想定してサイズ2にしています。今着ているのは、もっと柔らかくて薄手のカットソー。少しゆったり着たいなと思ってサイズ5にしました。身長に合わせたガイダンスはもちろんブランドごとにありますが、入る以上はどのサイズを着るかは自由。何にもとらわれず、自分のイメージで自由に選びましょう。だから試着は重要かな」
同じくサイズ展開が豊富なブランド「ノーク」のニット。「私の身長ならたぶん一番小さいサイズで入るんですが、身幅をゆったりさせて着たかったので、サイズ2にしています。実は色違いはさらに大きいサイズ3にしました」
「マディソンブルーのチョコレートブラウンのリネンシャツは01です。入るサイズでいうなら00でいいんですが、ちょうどいいコンパクトさがほしくて01を選びました。まさにこんなふうにボリュームのあるマキシスカートにコンパクトなシャツを合わせたら可愛いなと思って」
オシャレの核を作る偏愛アイテム登場!
連載やInstagramでもたびたび登場している発田さんの大好物バンドカラー。自宅には「博物館が開ける」ほどのコレクションがあるそうですが、今季も2枚購入。「ロク(左)はタキシードヘムになっていてマニッシュ。ドゥロワー(右)は前後で丈に差があるタイプ。同じバンドカラーでも全然違うんですよ。バンドカラーは出会ったら連れて帰るのが使命だと思っていて。まだ自己分析中で、好きな理由はまだわかっていないんですが、とにかく大好きなんです。きっとその答えは連載で……」とバンドカラー愛も語ってくれました。
そしてもう一つ偏愛しているのが「中途半端アイテム」と呼んでいるジレ。「昭和でいうならチョッキ? ベスト? でしょうか。こういった羽織りものなのに袖がない、といったようなアイテムも大好きなんです」と発田さん。中途半端アイテムは一体どんな風に着るのか? 続きは連載で!
登場したアイテムも、伝えたいテクニックも盛りだくさんのため、ヘアメイクやエクササイズについては後半でお伝えします!
Comment