服に対する考え方が映し出されるクローゼット。収納や断捨離法から、mi-mollet世代の服との付き合い方を探っていくこの連載。

第二回は収納好きフリーエディターの私の断捨離ルールをご紹介いたします。

 

クローゼットのミニマム化のために「何を着るか」より「何を着ないか」を考える


子供を出産するにあたり、自分の持ち物を見直したのが10年ほど前。以前は、衝動買いをすることも多く、忙しい時は試着なしで購入するなど、本能のまま消費をしていました。しかし、あまり吟味せずに買ってしまうため、季節が変わるごとに「服はあるのに着る服がない」という悪循環。そこで「毎年着たくなる服」のみを持とうと、ワードローブの見直しを始めました。心がけているのは「Less is more(少ないことは豊かである)」という考え。少ないものに集中し、1つ1つの良さをもっと生かせるような、そんな服の付き合い方が理想です。

服の取捨選択で一つの指標となるのが「何を着ないか」ということ。自分が着ないテイスト、アイテムをとことん突き詰め、一瞬の気の迷いに負けないよう、服のネガティブチェックをします。私で言うと、ボーダーは少しカジュアルすぎるし、タイトボトムスは年齢とともに肉づいた腰回りが気になってしまう。昔は大好きだった柄物も、1、2年で飽きると分かってからは買うのをやめました。
世の中は素敵な服に溢れているので、それに抗うのは至難の業。だからこそ「着ない服」を判断基準にすることで指標が明確となり、ワードローブは以前の半分ほどになりました。

 


【松田さん流・手放す服のルール】 


●3年着なかったもの

3年着ないものは、「おつとめ服」として衣替えのタイミングで手放すようにしています。よく着た服は愛着がありますが、年齢とともに似合う色、柄、デザインが変わっていくのは仕方のないこと。3年たって着ないものは10年たっても着ないものと考え、セカンドハンドや寄付を受けつけてくれる施設へ送っています。
よく使っているのはいいことシップ。自分で支援団体を選べるという透明性に共感しました。ダンボールに入れて、元払いで送るだけですが、寄付先との繋がりが感じられるサービスです。

いいことシップには衣服の他にも、おもちゃ、ぬいぐるみ、食器、スポーツ用品など家庭用品が色々寄付できます。


●着ていても気分が上がらない服

着ない訳ではないけれど、着てもあまりテンションが上がらない服。何となくクローゼットには入っているけど、もうコーディネートが浮かばないという服は潔く手放します。そこそこ高かった服でも、出番もなく同じ場所に置いておくと、湿気や虫食いなどの標的に。自分の中の旬が終わったと思った服は、できるだけいい状態で誰か必要としている方に回したいなと思います。


●色褪せ、生地の劣化、汚れなどで、十分に着倒したもの

何年も着続けたことにより、生地が破れてきた服、クリーニングを重ねても黄ばみがとれない服など、セカンドハンドや寄付にも出せない状態のものは、雑巾などにしてリユース。下着類もハサミを入れてウェスとして活用。家庭内でできる循環を意識しています。

汚れがひどい服は生地を裁って雑巾に。


この夏手放す服

(写真左から)①ボーダーのメッシュ混合Tシャツ ②ストライプシャツ

今年手放すアイテムは7年前に購入したこちらの2点。どちらもよく着たアイテムです。Tシャツはボーダーのカジュアルさとグレー×白の配色が今のスタイルと合わないと判断。シャツは汗染みがなかなか取れなくなってきたことと、細身のウエストシェイプで作るコーディネートが浮かんでこなかったことが理由。