イエローベース、ブルーベースの特徴を実際の写真で解説

では、イエローベースだったスタイリスト福田麻琴さん、ブルーベースの今井先生のBのパーツの写真を使い、イエベとブルベの色の見分け方を今井先生に教えていただきます。


【写真】イエローベースの肌の色、瞳の色、唇の色
手のひらや腕の肌の色み:黄〜オレンジっぽさのあるベージュ

 

「全体的に黄みがあります。指先や手のひらに少しピンクっぽい部分がありますが、そのピンクも黄みを含むコーラルピンクです」

瞳の色:ハチミツやコーヒーのような黄みを感じるブラウン

 

「イエローベースは、白目の色にも黄みっぽさがあったり、乳白色だったりしますので、瞳の色で迷ったら、白目の色もヒントになります」

唇の色:ピーチやコーラルのような黄み系のピンク〜朱赤

 

「こちらも、手のひらのときと同じで、ピンクですが黄みを含んでいます」


【写真】ブルーベースの肌の色、瞳の色、唇の色
手のひらや腕の肌の色み:青みピンク〜赤紫がかったベージュ

 

「黄色人種なので、肌の色が本来もつ黄みは少しありますが、全体的に赤紫がかっています」

瞳の色:メイプルシロップや紅茶のような赤みを感じるブラウン

 

「ブルーベースの白目の色は真っ白、もしくは青白いことが多いです」

唇の色:桜やローズのような青み系ピンク〜赤紫

 

「青みのあるピンクですね。同じピンク系の唇でも、イエローベースとは色みが違います」
 

イエベとブルベに似合う色パレット


イエローベースとブルーベースがわかったところで、それぞれのタイプをきれいに見せる似合う色パレットを今井先生につくっていただきました。
 

イエローベース(イエベ)に似合う色をカラーチップで紹介

 

「洋服のベーシックカラーを選ぶときは、オフホワイトやベージュ、キャメル、ブラウン、黄みがかったグレーがおすすめです。イエローベースが青を取り入れる場合は、純粋な青ではなく、黄みを含むターコイズブルーなどを選ぶと肌の色となじみ、魅力を引き立ててくれます。黒を取り入れる場合は、真っ黒ではなく、茶に近い黒を選びましょう」(今井先生)
 

ブルーベース(ブルベ)に似合う色をカラーチップで紹介

 

「洋服のベーシックカラーを選ぶときは、パキッとした真っ白、黒、グレー、赤茶がおすすめです。ブルーベースが黄色を取り入れるときは、レモンやグレープフルーツのような、酸っぱさを感じる黄色が正解。ブルーベースが苦手という人が多いベージュやブラウンも、黄みを抑えた、ピンクベージュやカシスブラウンなどを選べば楽しむことができます」(今井先生)

「今まで、可愛い!の感覚だけで服選びをしてきましたが、今回の気づきでそこに"色"という新しい基準が加わりました。年齢と共に服選びが難しくなってきたように感じます。でも、その時々で似合うものを探すことをあきらめず、時にはいつもと違う方法を取り入れて、おしゃれ心を刺激することはとても大事なことだと改めて感じました。もっともっと色々な方法を知りたい!試したい!
これからが、おしゃれの本番のような気がしています!」(福田さん)

撮影/中田陽子(人物)、小林美菜子(静物)
スタイリスト/福田麻琴
監修/今井志保子
ヘア&メイク/tomie(nude.)
構成・文/高橋香奈子
この記事は2020年9月15日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。

 

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