ジムは許可されても、グループエクササイズはNG

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L.A.とニューヨークから、ヨガスタジオが消える?新型コロナの影響で、そんな不安が現実化しつつあります。

カリフォルニア州とニューヨーク州がロックダウンを命令したのは、3月なかばのこと。ロックダウン中は、食料品店、ガソリンスタンド、医療機関、薬局など、生活に必要なビジネス以外は、すべて閉鎖されました。2ヶ月ほど経って、カリフォルニアではビジネス再開が始まり、一時はジムも許可されましたが、そのせいで感染が拡大してしまい、また規制を強化。今度こそ同じ間違いを繰り返さないよう、カリフォルニア州知事は、先月、段階的なビジネス再開のための新たな指針を設定しましたが、現在、L.A.は一番酷い段階で、ジムも、ヨガスタジオも、クローズしたままです。一方、クオモ州知事のリーダーシップのもと、見事感染を抑えこんでみせたニューヨークは、最近になってようやくジムは許可したものの、グループエクササイズはダメ。したがってヨガスタジオもオープンすることができません。

 

営業を中止していても、家賃はかかります。数ヶ月ならば、とがまんしていたものの、ロックダウンから半年が経つ今、スタジオオーナーたちの中には、永遠に、あるいは少なくとも今はリースを解約して立退くという厳しい決断をする人が増えてきました。大手も、無関係ではありません。大手チェーンのYogaWorksは、ニューヨークの全ロケーションを閉鎖。生まれの地であるL.A.でも、歴史あるロケーションを数カ所、クローズしました。

 
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