ここ数年、じわじわ来ている、クラゲブーム。水族館の青い空間の中で水槽にたゆたうクラゲは、見ているだけで癒されるヒーリング効果抜群なのが人気の秘密。

そして最近のコロナ禍で、遠出しなくても海の生き物に触れてリフレッシュできる水族館は、写真に映えることもあり、SNSで大人気。さらに近年のブームに応えるためにクラゲエリアをリニューアルした水族館も多く、クラゲマニアもそうでない人も、「行くなら今でしょ!」というタイミングが今年なのです。というわけで、行楽の秋、クラゲLoverのライターさかいが選ぶ「おすすめ水族館3選」をご紹介したいと思います。

 


1.  サンシャイン水族館 「海月空間」


今年7月に誕生した、新クラゲエリア「海月空間」は横幅14mもある巨大水槽にミズクラゲが漂う「クラゲパノラマ」が最大の見どころ。ほかにも長い触手を持つシーネットルの美しさを堪能できる水槽や、360度クラゲに囲まれるような浮遊感を味わえる「クラゲトンネル」など、全部で6つの水槽が。

クラゲトンネルは人気の写真映えスポット。

こちらはモード誌で長澤まさみさんが撮影されていたこともあるくらい、とにかく「映える」空間なのも特徴。さらに前述の「クラゲパノラマ」エリアには水槽を座って眺められるソファもあり、ず〜っと見ていられるくらいに最高の空間。二人用に仕切られたソファは小さめのため、密着できてデートにもかなりおすすめです。


2. すみだ水族館@東京スカイツリー


こちらも、今年7月にクラゲエリアがリニューアルしたばかり。500匹ものミズクラゲが漂う7メートルの楕円形の水槽「ビッグシャーレ」は、開口部が開放されているのですが、それを上のガラスデッキから眺めると、まるでクラゲが浮く水面に立っているかのような感覚が味わえます。

上から覗けるタイプの水槽は新体験!

こちらで展示されている14種類・約700匹のクラゲは、すべてすみだ水族館生まれ。クラゲの繁殖や飼育、育って行く様子を観察できる「ラボ」エリアもあり、クラゲについての知識を深めることができます。

すみだ水族館といえばペンギンエリアが人気ですが、ペンギンたちを近くで眺められる大きなプールでは、ペンギンによってそれぞれキャラクターがあって見ていて飽きず、こちらもおすすめ。ペンギンたちの関係を表した「ペンギン相関図」からも飼育員さんたちの愛が伝わって来ますが、全体的に、スタッフの生き物への愛が伝わるような展示の工夫がされているのがすみだ水族館の魅力。飲食できるスペースも充実しているので、年パスを購入して、ここでぼーっとするためだけに通うなどの利用の仕方もアリかと!


3. 新江ノ島水族館


クラゲといえば外せないのがこちら。ここでクラゲの魅力に開眼した人、周りにも多いんです。私がクラゲにハマったのも、3年前に〝エノスイ〟こと新江ノ島水族館に行ったのがきっかけ。営業時間を延長した「ナイトアクアリウム」で夜に眺めるクラゲは、当時ささくれだっていた私の心を一気に穏やかにしてくれるくらい、美しくて怪しい魅力に満ちていたのです。

 

ソファに座って心ゆくまでクラゲたちを眺めることもできる造り。

こちらのクラゲエリア「クラゲファンタジーホール」は円形にデザインされており、壁一面にぐるっと配置された水槽で泳ぐクラゲたちを、ソファに座りながら鑑賞することが可能。入り口にあるドーム型の水槽をはじめ、かなりスタイリッシュな空間で、非日常気分が高まります。また、現在はコロナの影響により休止中ですが、音と映像によるクラゲの3Dプロジェクションマッピング・ショーもあり、クラゲ好きならこのエリアだけで優に1時間は滞在できる満足度の高さ。

ただひとつ気になったのは、久しぶりに行ったら水槽の中のクラゲたちが成長したのか、かなり巨大化していたこと。サンシャインやすみだに比べて華奢さがなくなっていたな〜。でももちろん充分に美しいし、ほかでは見なかった繊細で珍しいクラゲもいました(名前失念)。

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